小湊鐵道の社会実験に参加してきました。
1月19日日曜日、小湊鉄道さんとJTBさんの企画した「レトロ&ロマン・小湊鐵道で行く!養老渓谷」というイベントに鐵研部員二名で参加しました。今回の主眼は自動車を利用しない観光の実用化に向けた社会実験で、鐵道・バス・乗合タクシー等の交通公共機関を最大限に有効活用して観光してまいりました。
【船橋7時1分→五井7時44分】
朝七時に船橋駅に集合。JRを乗り継いで五井駅にむかいました。五井駅では小湊鐵道本社で今回の社会実験の説明を受けました。
【五井9時16分→養老渓谷10時26分】
レトロな小湊鐵道に乗車。力強いモーター音がいいですね。
(個人的には、五井駅停車中にドアが手動になっていてドアを開け閉めするのも楽しかったです。開閉の重厚感がすごく好きです。)
途中の里見駅では焼き芋の車内販売がありました。ほくほくでおいしい。観光列車でもないのにこういった体験ができるのは凄いです。
養老渓谷駅に到着。関東の駅100選に選ばれた木造の駅舎が映えます。
【養老渓谷駅周辺観光】
養老渓谷駅からバスに乗って遊歩道に向かいました。自然を全身で感じて歩くこと40分、粟又の滝に到着しました。近くの小屋から滝を眺めるのも落ち着きますね。展望台からも滝を見ました。迫力は圧巻ですよ。
今回の社会実験の主題である乗合タクシーというものに乗って養老渓谷釣り堀センターという、自分で釣った魚を調理してもらえる施設に行きました。釣り堀でニジマスを三匹釣り、塩焼きと洗いにしてもらいました。川魚を生で頂けるのはなかなかないですね。おいしかったです。(旨そうなご飯の写真が撮れない筆者)
釣り堀センターから徒歩で弘文洞跡を見学しました。昔はこれが人の手によって掘られた船の連絡用の洞窟だったそうで、その天井が崩落した跡が現在まで残っているとのことです。
養老渓谷の温泉街を散歩していると足湯やすらぎという足湯をみつけました。地元の方とお話をしつつこの地域独特の黒湯にはいることができました。暫く歩いた疲れがとれました。良き良き。
さらに進んで出世観音に参拝しました。人は少ないですが心が落ち着ける雰囲気でございました。写真はお寺へ渡るための観音橋。帰りの列車に乗るためにまた乗合タクシーを利用して駅に戻りました。
駅では硬券の入場券やキーホルダーなどを購入しました。当時は昨秋の台風災害の影響で養老渓谷駅ー上総中野間の運転が見合されていましたので全線再開の少々のお力添えになっていれば幸いでございます。
また養老渓谷駅前にも足湯がありました。タオルがなかったので諦めましたが、次回来たときは入浴したいですね。
【養老渓谷駅→五井駅】
五井駅に戻ります。一日が充実していたか疲れて筆者は寝てしまいました。海士有木の手前で起きたのですが、一帯が闇に包まれている中で東京湾の工業地帯の明かりが見えたのが一日で一番旅情を感じました。小湊鉄道線の車内から見る夜景は最高ですよ!
五井駅では更級日記の主人公の菅原孝標女像を見たり、おいしいと噂のうどん屋で夕食をとったりいたしました。
一日千葉県の魅力を感じる旅をしたわけですが、千葉県に16年住みつつもこんなに楽しい観光地があるとは知りませんでした。もっと周知を進めて千葉県の活性化ができたら良いですし、私もこの記事を書いてその一助になれば幸いです。