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宇野醤油(株)グリーンエムアンドジャパン株式会社

免疫グロブリン(抗体)の発見。

2020.02.19 22:39

様々なアレルギーを人は、もち

人工の50%は、なんらかのアレルギーを持つと言われる


抗体は血液中や体液中に遊離して存在、特定の抗原と結合する機能が抗体の機能である。

抗体はウイルスや細菌などの微生物、あるいは毒素などを抗原として結合し凝集反応(免疫沈降)をおこし、その凝集した抗原抗体複合体は、マクロファージやその他の食細胞が認識し貪食その際、抗体はオプソニン作用をうこし貪食されやすくする。マクロファージ内で分解され、T細胞にペプチド-MHC複合体として免疫反応がおこる。

補体活性化作用

中和作用

抗体の中には、結合で微生物の感染力を低下させたり、毒性を減少させたりする働きをもつものもある

抗体は体内に侵入してきた細菌・ウイルスなどの微生物・毒素や、微生物に感染した細胞を認識して体内から排除


B細胞表面に存在するBCRは、特異的な抗原が結合することで、抗体産生細胞や記憶B細胞への分化を引き起こす。

結合 

抗原の一部分(エピトープ)のみ結合する。このエピトープとパラトープの間の結合力のことを

結合力の総和をアビディティ avidity と呼ぶ。


オプソニン作用 編集

食細胞は、細菌や死細胞に抗体や補体が結合すると、食細胞がもつ補体受容体やFc受容体を介して結合し、食作用を促進作用


補体活性化機能 

抗体は結合した細菌に補体を結合させて細菌の細胞膜を破壊し、溶菌する。またオプソニン作用で食作用を促進させる。

中和作用 

細菌やウイルスなどの微生物や、ヘビや虫などの毒素は、自らの構造の一部を細胞表面に結合させて細胞内に侵入し、毒性を示す。

抗体が結合してしまえば、微生物や毒素は細胞に結合毒性を示せない。


インフルエンザウイルスは、ウイルス表面のヘマグルチニンを気道上皮細胞のシアル酸残基に結合させて細胞内に侵入するため、ヘマグルチニンに対する抗体はインフルエンザの感染力を低下させる。


免疫グロブリンの多様な

遺伝子再構成 


B細胞に分化する前の生殖細胞の遺伝子では、重鎖可変領域 (VH) をコードする遺伝子は、

VH遺伝子部分、

DH遺伝子部分、

JH遺伝子部分の3つに分かれており、この3つの遺伝子部分に

それぞれ、複数個コードされている。抗体を産生するの遺伝子は、

VH遺伝子部分1種類、

DH遺伝子部分から1種類、

JH遺伝子部分から1種類が選ばれて、それが組み立てられてつくられる。

VH遺伝子部分に50の遺伝子断片、

DH遺伝子部分に30の遺伝子断片、

JH遺伝子部分に6種類の遺伝子断片

その組み合わせは50×30×6 = 9000種類

軽鎖可変領域 (VL) をコードする遺伝子

VL遺伝子部分、

JL遺伝子部分の2つの部分からなる。VL遺伝子部分に35の遺伝子断片、

JL遺伝子部分に5つの遺伝子断片

その組み合わせは35×5 = 175種類となる。

よって9000種類の重鎖と175種類の軽鎖の組み合わせは

9000×175 = 150万種類以上となる。


多様な遺伝子をもつB細胞ができ、

それぞれ異なった抗体を作る


これをV(D)J遺伝子再構成と呼び

ヒトでみられる。

各細胞につき、遺伝子再構成が起こるのは相同染色体の片方だけであり、再構成がないほうの遺伝子は不活化される。

体細胞超変異 

幹細胞が分化して体のさまざまな細胞に分化していくが、この分化した細胞を体細胞という。幹細胞が体細胞に分化していくときにごく稀に遺伝子に変異が起こることがある


遺伝子変換 

V(D)J遺伝子再構成を終えた可変領域遺伝子が、V遺伝子上流に存在する偽遺伝子にランダムに置換されて、多様性をつくる。

クラススイッチ


V(D)J遺伝子再構成等の過程を経て生まれたB細胞は、抗原の刺激を受けると成熟化し、増殖する。この際、重鎖定常領域 (CH) をコードする遺伝子にDNA改変が起こり、最初IgMを分泌していたB細胞はIgG等他のクラスの免疫グロブリンを産生する。同じ可変領域を異なる定常領域と組み合わせることにより、さらに多様な抗体を作り出す。

抗体の多様な働きにより、人は

生活している。