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錦の伝統織物 光峯錦織工房

新作錦織本袋帯の紹介です!

2020.02.21 10:14

新作錦織本袋帯

「菊花鳳凰文錦」

きっかほうおうもんきん

以下解説です。

本品は、かつて日本伝統織物保存研究会の「先染紋織物(錦)の綜合的復元事業」の一として復元した正倉院裂「緑地花鳥獣文錦」をお手本として、創作した裂である。

「菊」は日輪を表わし、鳳凰は鳥属の王として、仁愛、慈悲を体し、その出現は人々の幸運の兆とされている。

また、高松塚古墳の壁画でよく知られているように、古代信仰においては、四神の一、朱雀として、青龍、白虎、玄武と共に宇宙を支配し、表徴するものとして尊崇された。

本品は、かの古代の人々の魂を現代に甦らせんと願い、織り上げた錦である。

龍村 光峯

龍村 周