暗記能力。
2020.02.22 01:00
覚えるというのは、
学習における基本能力の一つであり、
本当に大切なことを考えるために
思考をスキップするための
重要な道具の一つが知識です。
二段跳びをするときに、
どうやったら二段跳びを
できるか、理屈で考えません。
自転車に乗るのも同様です。
体に覚えさせて、基礎的な思考を
スキップする意味で、
覚えるというのは学習における
基本能力の最も重要な位置を
占めていると言えます。
体が覚えるまでやるのが
基礎の習得であり、それを
何度も反芻するのが
習熟であり、その先に
応用的な思考が控えます。
好きになる、ということも
重要なファクターとなります。
日々の思考で当然に使う、という
感覚も重要です。
頭が覚えるのでなく、
知識が身体化するまでやる。
これが、今も昔も学習能力の
基本スペックをなしています。
今日、中1には一般動詞の
不規則変化のものを
20個ほどピックアップして
授業内の15分ほどで
全て覚えてもらいました。
ほとんどの子が覚えてしまいます。
覚える力は子どもたちには
ある程度備わっており、それが
定期テストや実力テスト対策に
生かされていないことがここで
浮き彫りになってきます。
覚え、が、自覚、になるように。
ここまでにもっていく学習を
この子たちはまだ、自宅で完璧に
実践するまでに至っていません。
もっとハッキリと、目標を持って
日々の学習にこの感覚を
応用してゆくべきなのです。
本日暗記をさせながら、
個々の持つスペックをおよそ理解でき、
そして、使いこなせている子と
使いこなせていない子の差も
ハッキリ認識できました。
能力の差ではありませんね。
ここが、重要なポイントです。
今の中1は、どこで逆転が
起こってもおかしくない。