ギガンティックアームズ ワイルドクローラー レビュー
2020.02.22 01:59
今回のレビューは、ノンスケール M.S.G. モデリングサポートグッズ より、
“ギガンティックアームズ ワイルドクローラー” です。
フレームアームズ・ガール(FAG)等との連携を前提にしたM.S.G.の大型アイテムシリーズ、
“ギガンティックアームズ” に
小型軌装式オートバイをモチーフにした新アイテム、
“ワイルドクローラー” が登場しました。
ギガンティックアームズ第5弾、通算では9アイテムめということになりますか。
シリーズではこれまでとくにモチーフのない、オリジナルデザインのメカがラインナップされていたように思いますが、今回のワイルドクローラーは実際に第2次世界大戦の頃にドイツが開発した軌装型軍用オートバイ、ケッテンクラートをモチーフに・・というか、これほぼケッテンクラートそのまんまですね。
最近だと “少女終末旅行” ですかね。観てないけど・・
ギガンティックアームズというと、どちらというとFAG用の拡張キットという印象で、実際各アイテムにはそれぞれデフォルトでマッチングされたFAGがありました。
第1弾のパワードガーディアンには轟雷、以下、アームドブレイカーにはバーゼラルド、ルシファーズウイングにはスティレット、オーダークレイドルにはアーキテクトといった具合。
ワイルドクローラーの担当ガールは轟雷改 Ver.2。第1弾のパワードガーディアンと轟雷の組み合わせの再来となっています。
ただ今回は、最初からFAGだけでなくヘキサギアやハンドスケールと行った1/24スケール相当のキットとの連携も強く意識した構成になっており、公式画像はもちろんのこと、説明書にも実際の組み換え手順が多数記載されています。
それでは、レビューしていきます。
キットは素組みに一部塗装での仕上げです。
通常基本モード
もちろん、それなりにキャラクターキット的なアレンジはされていますが、全体の雰囲気は実際のケッテンクラートにかなり近いように思います。
バイクの後ろ半分をぶった切ってそこに豆戦車を繋げたようなシルエット。そこそこのボリュームがあるのですが、なんとも可愛らしいフォルムです。
なんとなくヤドカリやカタツムリのようにも見える。
前輪からシートにかけての運転席部分にはラピッドレイダーのフレームパーツが流用されています。このパーツはバンディットホイールでも使われていましたし、今後もバイク系キットの基本フレームとして需要がありそうです。
ホイホイさんのリニューアルキットがシリーズ化するようなら、このフレームを使ってオボロをリメイクするなんてこともあるかも。
轟雷改を乗せるとこんな感じ。
車高はそれほどありませんので、普通に横から跨いで乗れる感じですね。
とくに固定装置はありませんが、グリップを握らせて位置調整が可能なフットペダルに足を乗せれば姿勢は安定します。
デフォルト状態のFAGだと彼女以外を乗せる選択肢がありません(笑)。
それでは、あらためて各部を見ていきましょう。
まずはフロント部分。
ヘッドライトのカバーは着脱可能。レンズは無色クリアパーツなので、表面をクリアオレンジで、内部の反射板をシルバーで塗っています。
前輪のタイヤ部分はプラパーツ。もちろん回転します。さすがにフォークのシリンダー伸縮までは再現されてませんが、基部で多少上下左右に動くので、この車体では物理的に不可能かと思いますが、ウイリー走行っぽく前輪を持ち上げることも可能です。
ハンドル周りを後ろから。
ハンドルグリップは基部と一体成型。メーター含めて左右に振ることはできます。
スピードメーターとタコメーターは三重構造になっており、最後にクリアパーツで蓋をする仕様。
メーター部分は目盛りとスイッチ類(?)をシルバーで、貼りを赤で塗りました。