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早稲田大学ボート部新入生・高校生用ページ

COX

2020.02.22 03:19

コックスは“舵手”とも言われ、舵を操って艇の方向を定めます。

またマイクを通して漕手に対してコールをすることで、クルーをまとめます。

コックスは漕ぐことに集中している漕手に対してレース状況を伝えたり、スパートを入れる指示をしたりしてレースを展開します。

他艇の状況をみながら、自分のクルーを盛り上げてスパートを入れることが求められるので冷静な判断能力と経験に裏打ちされた直感が物を言います。

また、漕手はコックスの指示を聞くため、相互の信頼関係を築くことが大切です。

練習の際には“艇上のコーチ”という役割をも担います。

実際にボートに乗りながらも客観的に漕手の漕ぎを目で見て、艇の挙動を全身で感じて“クルーをどうまとめるか”が腕の見せどころです。

コックスの能力が最大限に試される舞台があります。

早慶レガッタです

3750mに及ぶレースは日本最長クラスで、隅田川には多くのカーブが存在するためコックスの操舵とコールによって艇を操る技術がカギとなります。

隅田川特有の川の流れにも注意を払う必要があるなど、コースを研究し尽くしたコックスがクルーを勝利へと導きます。