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何気ない日が一転した日

2020.02.22 03:26

しばらくお休みをしていました。

ご心配メールもありがとうございました。


先週のメルマガには書いたのですが・・・。

立ち直るのに時間がかかりました。

今もちょっとダメージがあります・・・。




その日は生徒さんが遠くから遊びに来てくれていました。

禅タロットのセッションしながらの女子会♪

それぞれの悩みを話し合ったり、楽しい時間♪

生徒さんが帰ってから4時間後に想像できないことが起こったのです。





娘とウトウトしていたら、『パン!』と音がした。

事故?窓から道路を見たけど何もない。

また『パン!』と音がした。

何気なく外を見たら、オレンジ色に・・・。

『???夜なのになんでオレンジ?』


寝室に戻り、カーテンを開けた。

想像できないことが起きていた。





ベランダから見える家が燃えてる!!!

しかも風向きはこちらの方で。

出荷元は木材屋さんのため木材がたくさんある。

冬で乾燥している。

炎はどんどん大きくなってる。

わたしは、慌てて両親に連絡した。

寝てた旦那くんを起こして、外を見ていた。



消防車が来ない・・・。

きっと、その時は10秒が1分ぐらいに感じるほどだったと思う。

炎が電線に移り爆ぜる音がする。

そして出火元の隣の家に炎が移っていく。

いても経ってもいられず、消防に電話した。


『電話が入ってると思いますが、○○町の火事の件です。早く!早く来てください!電線と隣のお家に火が!!!お願いします!早く来てください!助けてください!』

あっという間に炎は大きくなり全てを飲み込んでいった。

そして風向きで道路を挟んで炎は近くの民家に移っていった。





お父さんから『○○ちゃん(娘)を連れて逃げろ!!!!』と言われた。

『ここにいたら危ない!とりあえず出ろ!』と。


パニックになる。

火の粉が降ってくる中、旦那くんはベランダのパラソルと植木を奥の方に片付けた。

火の粉から出火する可能性もある。

炎が迫ってくる。




今まで、これほど怖い思いをしたことがない。




何もかもなくなる恐怖と、『逃げなきゃ!』という焦りで、何を持って出たらいいのか分からなくなってしまった・・・。

頭が回らない。

手が震えて、どうしたらいいのか分からない。

時間がない!

娘は助けなきゃ!

炎は別の家にも移ってきてる。





『わたしがしっかりしなきゃ!』

娘のオムツをリュックに放り込む。

財布・現金・鍵・車の鍵・携帯・充電器も放り込む。



寝てる娘に無理やりジャンパーを着させたら泣き出した。

あやしている場合じゃない!

泣き続ける娘を抱き、リュックを背負って外に向かった。

隣の人も外に出て炎を見つめている。


旦那『俺は残る。ギリギリまでここにいる。外にいるから大丈夫だよ』

空き巣被害予防と、野次馬がものすごくて・・・SNS投稿のために敷地内に入ってきて撮影してしまうかもしれないからという理由もあった。



車に娘を乗せ、わたしと娘だけ旦那の実家に向かうことにした。

娘のトラウマになってはいけないから、炎を見せないように・・・。



警察から避難命令が出た。

自宅から全員外に出るように。




旦那の実家へ向かう。

無事に着いたこと、よかったと思う。

偶然にも道路に車があまりいなかった。

旦那ママが外で待っててくれた。

娘を毛布に巻き、家の中へ。

手が震えてしまう。


旦那くんと両親は大丈夫なのか?

自宅がどうなってるのか?

もうあの生活ができなくなってしまうのか?

思い出の写真たちは?

頭の中がおかしくなりそうだった。


喉が乾いて乾いてしょうがない。

旦那ママに飲み物をもらった。


携帯に電話したいけど、旦那くんや両親の携帯の充電がなくなってしまうのを恐れた・・・。


何人かの友達から安否確認のメールが入る。

娘とわたしは避難していることを伝える。



何度も旦那くん実家の2階に上がり自宅の方を見る。

遠くからでも煙とオレンジの光が見える。



どうしようもなく怖くなって旦那くんに電話した。

『今のところ、家は大丈夫。まだ炎が出てるから分からない』と。

新聞社・テレビ局がたくさん来てると電話を切られてしまった。



時間が長く感じる。

辛い時間だった・・・。

ずっと外にいる旦那くんと両親。

寒い夜だから心配は募るばかりだった。




旦那くんから電話が入る。

『炎は消えてきたけど、まだを消火活動をしている。鎮火はしていない。建物が7棟被害にあったって聞いたよ』と。

報道では5軒全焼とあったけど、実際は7軒の被害が・・・(半焼も)

唖然とした・・・。

被害に遭われた方を思うと胸が苦しくなる。

わたしより、逃げるまでの時間がなかったと思う。



数時間後、旦那くんと両親も旦那くんの実家に来た。

心から安心した。



いつまで避難すればいいのか・・・?

旦那くんと現場本部の消防の方に聞きに行くことにした。

夜中に車に乗り込んだ。

日付が変わっていた。

『まだ火が消えてないから、避難しててください。午前3時ぐらいには避難解除できるかもしれない』とのことだった。

荷物を取りに行く許可をもらって自宅へ入る。

娘ちゃんの着替え・飲み物・わたしの薬などを取りに行った。



何気ない生活が何よりも幸せだったことに気づいた3時間だった。




旦那くんの実家へ帰る道、旦那くんと話した。

『モノを減らしていこうと思う・・・。

モノより思い出にお金をかけたい。

必要なものや趣味のモノは有りだけど・・・見栄や流行りだからという理由のモノはやめよう。』と。




本当に大切なモノでさえも持ち出すことはできなかった・・・。

現実はそんな感じ・・・。







消防署に直接電話し避難解除を確認する。

解除になり3時過ぎに帰宅する。

人生の中で本当に長い長い時間だった。




もっと遅い時間だったらと思うとゾッとする。

22時だったから起きている人が多かったから避難できた。




あの被害で亡くなった方がいなかったこと、奇跡だと思います。

被害に遭われた方のお気持ちは想像以上だと思います・・・。

この記事もいつか消すかもしれません。



この経験から思うこと。

『今』という時間を大切にすること。
『自分』を大切にすること。

生徒さんが帰ってから4時間後の出来事でした・・・。

生徒さんに被害がなくて本当に良かったと思います。

何が起きるか分からないのです。

人災だではなく、天災も・・・。

大雨・洪水・台風・地震・・・。

いつ起こるのか分からない。




正直、テレビの報道は、どこかで遠い出来事だと思っていました。

友人が震災にあった時は『何かできることはない?』と連絡したこともあります。

友人だからできたけど、他人だったら遠いところの出来事になってしまう。


震災に遭われた方も実際はどうしようもなく、苦しく、何をどうしていいのか途方に暮れるような気持ちだったんだと・・・。







『あれは夢だったのか?』と記憶が曖昧になることがあります。

外に出ると現実だったと・・・。

わたしの奥底であまりの恐怖の記憶に蓋をしようとしているのかもしれません。

記憶があるうちに文字で残しておきます。

今までいろんな経験をしてきましたが、本当に怖かった。

怖いと一言では片付けられないほどです。

被害に遭われた方が心のケアと早く生活が戻れることを祈ります。




ポジティブ思考のわたしでも今回の出来事はトラウマになってしまいました。

今でも22時ぐらいになると怖くなってしまいます。




生きること、何気ない生活が本当は幸せなことに気づかされました。

SNSなどで輝いている人を見ては自分と比べ落ち込んでしまうのでこともあると思います。

何気ない生活が幸せというところにフォーカスすることも必要かと・・・。



時間が経つと忘れてしまうのが人間・・・。

それは良いところでもあり、悪いところでもあります。



贅沢なことをしなくても日々の何気ない生活を楽しむためにも自分のために時間を使うことをオススメします。

ゆっくりお茶を飲むとか、本を読むとか、日常でもできることを。




『何気ない生活が幸せなこと』を頭の隅に置いておいてくださいね。



これがある日曜日の夜にわたしが経験した出来事でした。




お休みの間でも禅タロットのご予約の方のセッションだけはさせてもらいました。

禅タロットは潜在意識からのメッセージです。

それぞれの方悩みや考えてることがズバリ出まして・・・前に進むキッカケのお手伝いができたと思っています。

自分のことが後回しになっている方、環境を変えるのが怖い方、お悩みの方の前に進むメッセージがお伝えできるかと思います。




何気ない日々・生活・帰る場所があること・当たり前のことが本当の幸せなんですよね。