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サムライ

2020.02.23 07:42

https://blog.goo.ne.jp/inehapo/e/ea467edadb8ad86cb041cd7308271c49【伝アテルイの刀と剣】より

なぜ刀と剣が気になったか、ある本からの影響もあります。

またもや、「二ギハヤヒ」と題した黒~い本をみつける。著者は「ヒルコ」でも書かれていた戸矢学さんの本ですが、なかなか面白い。この本を読んでいたら、刀と剣の違いを知りたくなった。

誰がどんな目的で剣や刀をあやつっていたのか、というより、漠然と、剣であったモノが刀という片方だけの刃(片刃)になったことで(※カタナはカタハ(片方の刃)から由来。)

バランスを欠いているような気がしたのです。

でも剣は対になって両方必要なモノ。

片葉(かたは)の伝説が各地にありますが、片目などもそうで、それは刀の片刃(かたは)の事ではないか?と思ったわけです。

善悪二元論という悪を作り出したことで、より悪いモノから断ち切ることを考えて作られた刀であると思う。

言霊では、太刀(たち)といい、「絶ち」に通じる。

これは、人間が産まれた時から授かっている判断力で、物事をわかろうとする分析力となる。

分析、すなわち分けなければ永久に分かりません。分けるから分かるのです。

この分析する・分ける働きを表徴する器物を太刀とよびます。~全体としてそのものが理解した時、良いか悪いかの判断をする。

この総合する働きを「剣(つるぎ・連気)とよび、何かを一緒にする時の「つるむ」と同じことをいう。

分析の太刀と、総合の剣の両方の働きをする古代の剣は、両刃でした。

これに対して物事だけを絶ち切るだけの働きは剣は刀(片名)とよばれました。

キリスト教「われ地に平和を投ぜんために来れりと思うな。平和にあらず、反って剣を投ぜんために来れり。」※ただ平和にするために来たのではない。人々に正しい判断をするために来たのです。

仏教「両頭を裁断すれば、一剣天に奇って寒し」※あれかこれか経験知の迷いをするより、すっぱり切ってしまえば物事の正邪善悪を決定することができる」

(言霊学:島田正路著)

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剣から刀になることでかえってバランスを欠いたことはないだろうか?

判断力の欠如により、ただ恨みをもって自分だけの勝手な念を消したい為の道具にすぎない。

剣は切らないから両方の手でもつ。刀は片方だから、片手で持てるように考えだされた。

※両方の刃をもつ剣:(剣名:以餅鉄守一作之1864年)

そのようにすると、大地震がおこるような震動があったのかもしれない。

それは直刀でなければならなかった。

「天羽羽矢」は羽を2つ書く。羽とはこの場合、刀のことで刀が2本で剣になる。

それを「ハハ」とよび、蛇と重ねた。

月山刀は、赤色の蛇とよばれ、ヤマタノオロチの時に生まれた剣と伝わる。

八劒神社はヤチホコの意味で、大国主を祀る。

また、「八つの肝」の意味もあり、肝は五臓の中で一番重要。

肝心、肝に銘じる、というように剣で五臓をおさめる。

そんな意味がありそうです。

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世界遺産になっている平泉の中で、金色堂に納められている刀が坂上田村麻呂伝承のものやアテルイが使っていたものと同じと思われる蕨手刀などがあるそうです。

蕨手刀は、ほとんどが東北産で関東地方の他、長野県、島根県で出土されているという。

大和があった近畿地方にはあまり見当たらない。

やはり、エミシが崇拝していた大国主と出雲族が関係していると思う。

蕨手刀のルートが、東北地方~関東~長野(山間部に特に多い)~島根県という流れ。

舞草鍛治の刀が全国的に広まり、舞草鍛治は全国へ派遣され技術を教えることになりますが、それが良くなかったのかどうか、舞草鍛治は衰退し、なくなります。

武蔵に伝わる蕨手刀----------------------------------------------------

かなり前にブログで「蕨手刀と円墳」で書いた通りなんですが、

http://blog.goo.ne.jp/inehapo/e/05c2da036750b5143ca2463cad45ed8a

日本で初めて自然銅が発見されて(ニギアカガネ)、朝廷に献上したのは、聖神社に奉納されているムカデを象徴とした。(元明天皇も祀る。)

雄と雌の足の数が違うが、意味はわからない。

記念に大国主と金山彦を祀り、朝廷から派遣された三宅氏らに監督させた。

この辺りでは、円墳がたくさん残されており、7世紀~8世紀初め頃とされる。

荒川と横瀬川の合流地点の南側段丘で、和銅開珍などの古銭と蕨手刀が出土された。

その側に鎮座する美の山は、美濃から由来しており、知知々夫彦の伝承がある。

蕨手刀は東北~武蔵の秩父まで伝わっていたのです。この刀を重要だと思っていたのは三河だと思います。

しかし、蕨手刀は質の悪い剣であるため、切るものではなく、どちらかというと

神事など儀式的に用いられていたと考えられ、剣は地にさすためのモノであった。

二ギハヤヒは隕鉄剣?-------------------------------------------------------

戸矢氏は、隕鉄剣は二ギハヤヒの依り代であるという。

隕石伝承は、全国各地にありいずれも磐座信仰と直結している。

天空から降臨した神と考えられ、

そのイワクラは、神奈備山や神籬(ひもろぎ)と同様で古代神道の依り代である。

東北地方の特に岩手県に集中して舞草鍛治が集まり、良質の刀が完成されたのは、

鉄を多く含む土地であっただけではなく、空から隕石が落ちてきたのを山中で探して拾い、

その鉄から刀を生み出したとも考えられると?

また、隕石から鍛造された刀剣はとても重いのだが、

研磨すると隕鉄特有の紋様が浮き上がり、その紋様があたかも龍が昇るようにみえることから、「龍紋」とよばれているそうだ。

それに鍛治集団は、鬼でもある。

鍛治神掛図というのがあり、一関博物館で見られます。

中央に立っているのが、三宝荒神とよばれる鍛治の神様。

3つの頭と6本の腕をもっている姿をしている。

手前には、鍛冶場の様子が描かれ鬼が剣を作っている。

奥には稲荷(狐)も描かれている。

ところで、アテルイが身につけていた舞草刀が、なぜ伝承されたのだろう?

これも物部氏たちが仕掛けた伝承かもしれない?

ヒは靈(タマ)-----------------------------------------------------

そんな妄想をしたくなる一関を歩いていると「照井」の文字が。

小学生の絵がいいね~。

達谷窟毘沙門堂には悪路王伝承がある。

悪路王やアテルイという人の伝承が毘沙門堂に伝わる由縁には、

「靈」と書く「ヒ」にあると思うのです。

二ギハヤヒは、天照国照彦天火明櫛玉饒速日尊(先代旧事本紀)

おそらく、こちらが正式な名前かと。

そうなると、日は靈であることもいえる。

ニギハヤヒの霊を鎮める場所か、巫女がいたと考えられるのがこの洞窟だったような気もしてきた。

なので、達谷窟毘沙門堂は、「達谷靈窟」と書くのだろう。

重要な言葉を発する巫女は、神の言葉を伝える役目をもっていた。

その代表的な人は卑弥呼ですが、東北に卑弥呼が逃れてきたという話はないし、そのへん後で妄想しておく。

靈の漢字は「雲から雨がしたたり落ちる」象形と「口」の象形と

「神を祭るとばり(区切り)の中で人が両手で祭具をささげる」象形から、

祈りの言葉を並べて雨ごいする巫女を意味し、そこから、

「神の心」、「巫女」を意味する「霊」という漢字が成り立ちました。

(漢字辞典より)

ということで、達谷窟毘沙門堂に「姫待不動尊」があるわけです。

姫待とは「櫛」である。霊力をもつ髪の毛の伝承。

https://ameblo.jp/ranyokohama/entry-12571208107.html?fbclid=IwAR2A6rtsX5o0l1yMQJhWuAaZxTmcyiC7JWWfazS93DuNjupQ-mOJQ4wf7x4

【日本刀の源流・舞草刀 刀匠 鉄山士信吉・菅原平 工房】

https://ranyokohama.amebaownd.com/posts/2969623

【和の心・五常の徳・武士道】

https://ranyokohama.amebaownd.com/posts/6789259

【武士道・フィジカルケアー・エーテルヒーリング】

https://blog456142164.wordpress.com/2018/12/12/%E3%82%A2%E3%83%86%E3%83%AB%E3%82%A4%E6%9D%B1%E5%8C%97%E8%9D%A6%E5%A4%B7%E3%81%AE%E8%8B%B1%E9%9B%84%E3%80%81%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%8C%E6%B0%91%E6%97%8F%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%81%9F%E3%81%8B%E3%81%84/

【アテルイ=東北蝦夷の英雄、アイヌ民族のたたかい、松浦武四郎】より抜粋

古代の東北には「蝦夷(えみし)」と呼ばれた人々が暮らしていた。彼らの独自の社会構造と習慣と生活様式を具体化し、それらのありかたが自然や生きものとの関係にも及ぶような、そして食器から装身具・玩具にいたる特有の器具類に反映されるようなものを、集積し、創造し、映像化するために、下記の事柄を発想の基点とする。

1) 蝦夷の社会は部族社会。族長を代表とし、血族を中心とした100人程からなる祭祀共同体であり、同時に軍事共同体でもある。共同体には掟(おきて)があり、掟からの逸脱は許されず、神々に支配された社会であった。阿弖流為は、一族の構成員を神々の呪縛から解放し、人間の誇りを獲得するが、神々から罰を受ける。一族には、それぞれの紋章があり、一族は紋章が描かれた族旗と共に行動した。結婚には、労働力の減少・増加という側面もあったが、部族同士の平和的共存を実現する手段でもあった。

2)蝦夷のアイデンティーは、縄文・続縄文文化の流れを汲む「狩猟・漁労」文化にある。秋の鮭漁。狩猟(鹿・熊・他小動物)。蝦夷の色は、赤と黒。ヤマトの色は白。

3)ヤマトの文化も受け入れ、複合文化を形成していた。農耕・水田稲作・鉄器の利用・埋葬方法(古墳)など。また、百合根からでんぷん質を摂取していた

4)祭しは祖霊崇拝・自然崇拝を中心としたシャーマニズムであり、主に女性のシャーマンが神がかりし、神の意思を仲介した。また、一族の構成員が神と共に遊べる楽しい場であった。

5)アテルイは、自らの文化・文明と、ヤマトの帝(ミカド)を中心とした律令(中央集権)国家の違いを認識した後に、蝦夷連合を組織し、自らのアイデンティーと土地と文化・文明を守るために、ヤマトとの戦争を決意する。ヤマトは、蝦夷の地に城柵を建設し、その周辺にヤマトからの移民を送り込み、蝦夷の土地を奪った。アテルイは、北上してくるヤマトの侵略を、胆沢の地でくいとめる為に、最後まで戦う。その死の三年後、桓武天皇は蝦夷征伐中止を宣言することとなる。

6)アテルイは戦争に敗れる。そして、投降する。ヤマトに虐げられてきた少数者の代表者として、ヤマトの民に語りたいことがあった・・・。戦争により自らの土地とアイデンティーを守ろうとした自分は愚か者であった。愚か者ではあるが、自分はヤマトの民と同じ人間である。同じ人間である以上、理不尽な差別は許さない。そして、里人たちに言い残した言葉あった。「故郷を追われても、いつかこの地に帰れ」

7)蝦夷は部族同士の戦に備え、ヤマト(大伴氏)との交易で馬を入手し、自ら馬を飼育していた。中には、アテルイのように、騎射の術に秀でた者もいた。

8)蝦夷の里には、季節ごとの花々が咲いている。


この記事より連想するのは 五島の陣屋社会。


日本が異民族と一つになり 一つの国家を保ってきた背景に「まぐわい」があるといわれています。もしかして血縁こそ最強の絆となるのでしょうか???

https://ameblo.jp/ranyokohama/entry-12386272962.html    【まぐわい】

https://www.dailyshincho.jp/article/2017/07110601/?all=1   

【「大家族」ドキュメント番組の裏で起こった惨劇 『検索禁止』著者が明かす秘話】より

■大家族と恐怖

 大家族という言葉の響きには、どこか心温まるものがあるようで、テレビの情報番組やバラエティ番組のキラーコンテンツの1つとして、根強い人気がある。4日には『潜入!ウワサの大家族SP』というスペシャル番組も放送されたばかりだ。

 いろいろ細かいトラブルやケンカはあるにせよ、それもまた活力として楽しく、たくましく暮らしている――これが多くの人の抱く「大家族」のイメージであり、テレビもまたそれをトレースする。

 しかし、実際の取材現場は必ずしもホノボノしたシーンばかりではない。「大家族」モノの秘話を明かすのは、『放送禁止』シリーズ等を手がけてきた映像作家で小説家の長江俊和氏。長江氏は、自身が過去に採集した怖い話や恐ろしい都市伝説等を詰め込んだ新刊『検索禁止』で「大家族」モノの取材にまつわる強烈なエピソードを紹介している(以下は『検索禁止』から引用・抜粋)

バイオレンス事件

 長江氏が、「大家族スペシャル」(注・『潜入!ウワサの大家族』とは別番組)のディレクターを担当したときのこと。この番組は1つの家族を取材するのではなく、全国各地の大家族を複数のディレクターで分担して取材することになっていた。

 番組放送前に、プロデューサーは各地でディレクターが取材した映像をプレビュー(試写)でチェックする。その時、長江氏は、同僚の撮影した強烈な映像を目にすることとなった。

 ある地方の大家族の夕食風景。

 そこには本来いるはずの高校生の長女の姿がなかった。穏やかそうな父親が、兄弟たちに聞くと、テレビに出たくないからと部屋に閉じこもっているという。

「みんな出るって約束したのにな」

 そう言って父は娘のいる子供部屋に向かった。ドアを開けると、ふてくされた長女が机に向かって座っている。なぜ食事に来ないのか、父が尋ねると、

「テレビに出たくないから」

 突然、父は豹変し、娘に平手打ちを浴びせた。それも2発、3発と。

 さらに長女を殴り始めた父をスタッフは制止しようとするが、止まらない。

 娘は必死に許しを請うが、父親は容赦しない。彼女の服が破けても、暴行は続けられた。

 再びスタッフが止めに入ろうとすると、父は鬼のような顔でカメラを睨みつける。

「撮るな」

 怒鳴りつけるように言うと、スタッフを追い出した。

 ドアの向こうからは、娘を殴打する音と、「お父さんやめて」と懇願する声が響いている。やがて、その声も悲鳴に変わり……

 試写の場面はここで変わる。

 畳の一画には血のしずくがポタポタとこぼれ落ちている。

 鼻血をすすり上げながら味噌汁をすする長女の姿。

 何事もなかったかのように夕食を囲んでいる大家族。

 父親は穏やかな表情で、

「やっぱり家族は、みんな一緒が一番いいな」

 どうやら異変はこの夜だけであったようだが、当然、問題の場面は放送されなかった。

 のちに長江氏は、こうしたドキュメンタリー映像の持つ迫力からインスパイアされて、ドラマとドキュメンタリーを融合した「フェイクドキュメンタリー」の着想を得る。そうして生まれたのが、今や伝説の番組となっている『放送禁止』シリーズなのである。

デイリー新潮


https://ameblo.jp/burakkuops/entry-12346330893.html    【大家族の闇】

http://1000nichi.blog73.fc2.com/blog-entry-8349.html  

【大家族のデメリット、仲悪いと悲惨 同居世帯高齢者は満足度が低い】  

https://serai.jp/living/384242   【【義家族との間】核家族の嫁に大家族の夫。帰省時の小さなお節介に、育った環境の違いを見た~その2~】

https://wotopi.jp/archives/33001  【「サザエさん」は理想的ではない人が約8割 自由を求める現代の家族観】

http://www.ozmall.co.jp/bbs/1-513658.aspx   【結婚に家柄って関係ありますか?】

家柄、血統を超えるためには???


マズローの五段階でいうと 社会的欲求、承認欲求を超えて 自己実現の欲求に至る時といえるのでしょうか?

パンドラの箱を開けて希望の虹に出会う時と言えるのでしょうか?