齋藤明美 自己管理
2020.02.26 14:16
肉体的にも精神的にも、
自己を管理できるかどうかで、
その人の幸福感は大きく変わり、
ひいてはその人間の
値打ちが決まるとさえ思う。
人の心がけというものには
何か得体のしれない“力”が
あるように思えてくる。
運命は引き寄せるものであり、
偶然とは紙一重でちがうように。
「生まれつき」が
死ぬまで続く人はいない。
高峰がしていたことは、
ただ毎日暮らすことだった。
極めてルーティーンと
思える作業を繰り返していた。
ただ黙って、粛々と、
やり過ぎず、やり残さず、
今すべき、今日すべきと
自分が決めたことを、
行い続けた。
悪い習慣はいやでも即座に身につくが、
そうでない行いを
習慣になるまで積み重ねることは、
大変な努力を要する。
86年の生涯の最期に、
たった2ヶ月余、
高峰は寝ついた。
自分で癒せなければ、
死ぬ。
摂理に準じた人だった。
松山善三・高峰秀子夫妻の養女