2/21(金) 山田耕筰と歩むブラームスの愛と歌♪
2/21の金曜日は、ヴァイオリンとピアノのコンサート。
ドイツで学んだ日本の大作曲家山田耕筰とバッハ、ブラームスを結びつけるコンサートでした。
ヴァイオリンは初めましての川又明日香さん、ピアノはカデンツァで開店当初から演奏していただいている五十嵐さん。
「山田会」と称すこの企画は、2/16水戸奏楽堂、2/21名曲喫茶カデンツァの2回公演でした。
水戸奏楽堂の近くには、山田耕筰の娘さんがシスターをしていた教会があったり、カデンツァのある文京区本郷は山田耕筰の生地というゆかりのある場所であったのですが、川又さんと五十嵐さんは、知らずに会場を決めたそうで、何やら運命のようなものも感じます。
山田耕筰の曲は、やはり歌曲、童謡に馴染みがあり、一般的には有名な曲が多いですが、調べてみるとたくさんの室内楽、交響曲も作っています。
今回演奏されたヴァイオリン&ピアノ版での演奏も、西洋の息吹を感じさせつつ、何か日本の情緒、機微を感じさせる作品が聴けました。
バッハのBWV1019は、鍵盤のソロ楽章が入るめずらしい作品で、五十嵐さんが素敵なソロを聴かせてくれました。バッハはようやく二人でいろいろ考えを盛り込みながら楽しく演奏できるようになったとのことで、お二人の演奏からバッハの奥深さを垣間見ることができました。
ブラームスは、ヴァイオリンソナタの1番に引用された歌曲「雨の歌」やヴァイオリンソナタの2番などが演奏されました。
ヴァイオリンで演奏される歌曲の作品たちは、メロディがストレートに伝わるので山田耕筰との比較が興味深く、それぞれの良さを楽しめたように思います。
今回の「山田会」は第一回ということで、今後も興味深いプログラムを聴かせてくれる事を期待しています。
ありがとうございました。