5月6日(金曜)　本日の相場見通し～今夜の雇用統計は「整うか？」がポイントになるだろう

◎FX 相場観&見どころ

昨日は、一昨日と同じく全般に地味でややリスク選好的でした。ユーロを取引されている方はそうは思わないと思いますが。ドル/円も107円にしがみつく動きでした。今日もそれは続くでしょう。ただし雇用統計で値動きを起こすことになります。豪州では四半期金融報告がでて、インフレ見通しを引き下げました。豪ドルは売られています。

◎ファンダメンタル動向

一昨日のADP雇用者数が弱かったことを踏まえると、雇用の量的な部分は悪いデータになるかも知れません。十分あり得ます。ただし、最も注目しなければならないのは労働参加率、平均賃金など質に関する部分です。それらはインフレ率に関わるのが理由です。FRBが利上げするに当たり最大の懸念はインフレ率です。原油急落が収まり、賃金上昇が確認できれば6月利上げの環境はかなり整うでしょう。雇用統計で重要なのは良いデータではなく、利上げの環境が整うデータであるか？という部分です。もし、整えばドル相場は修正されるのではないでしょうか。

【カナダ】

雇用者数（4月）21:30

予想 5.0千人 前回 40.6千人

失業率（4月）21:30

予想 7.2% 前回 7.1%

Ivey購買部協会指数（4月）23:00

予想 52.5 前回 50.1

【米国】

非農業部門雇用者数（4月）21:30

予想 200千人 前回 215千人

失業率（4月）21:30

予想 5.0% 前回 5.0%

8:15 セントルイス・ダラス・ロックハート・SF連銀総裁、パネル討論会に出席

10:30 豪中銀四半期金融政策報告

17:00 スロバキア中銀総裁、講演

21:10 ユンケル欧州委員長、記者会見

7日0:00 加中銀副総裁、講演

0:00 伊中銀総裁、講演