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ひとりごと 〜 恋は盲目 〜

2020.02.28 06:06

誰だって幸福 になりたいと思っている。

幸せは全ての人のニーズだと思うから、昔から宗教だってうまれてきたし、幸せについて書いてある本はたくさんあるんだと思う。



ヨーガスートラの2-7と2-8の項目を読んでいてると、昔の恋の話を思い出す。



今日はこの恋の話をしようと思う。



昔から恋をすると、シャルウィーダンスの曲が、どこからか聞こえてくる。

※映画シャルウィーダンスの一番有名なあの曲ね。ちなみにこの映画が放送されたのは私が思春期の真っ只中でした。


見慣れた街が、映画や写真で見たようなパリやローマのように見えて来て、行き交う人達と今にもミュージカルみたいに歌い出したり、踊りだしたりしそうな場面が映像として映し出される。


要するにわかりやすい程に、気持ちが高揚して浮かれている状態って事なんだけど…


その時の私は、「 快楽 」の中にいる。


 この快楽の中に居たいと望むし、永遠に続くようにも感じる。

恋する相手が、この快楽の世界を見せてくれて、そばにいればこの世界がずっと続くと思わせてくる。




2-7 

SUKHANUSAYI RAGAH


sukha 快適 快楽 幸せ

anusayi 信じる 同一視

rāgah 執着


人は、幸福が自分の中にずっと存在しているものであることを忘れてしまい、この「 快楽 」から「 幸福 」を得たと感じる。幸福を望む思いから、この快楽へ「 執着 」し、快楽 をくれた外の世界から喜びや満たしてくれるものを得ようとする。


って感じの解釈が私にはピッタリハマりました。


恋の話に戻ると


私の心は、「 快楽 」の中にいる

→ → 

世界がミュージカルに見えるほどHappyな気分状態です。


恋する相手が、この快楽の世界を見せてくれて、そばにいればずっと続くと思わせてくる。

→ → 

こんなHappyなのはこの人が居てくれからだ〜♡ずっと側にいたいなぁ〜♡


っと思うわけです。


happyをくれる相手に対して、執着がうまれて、この快楽をずっと供給して欲しいと執着する状態になる。


つまり「 快楽 」は執着って煩悩を引き起こすってことです。



ここで、苦しくなちゃうよ!ってポイント解説すると…



そもそも、私が得たHappyは理性を吹っ飛ばすくらいの恋に落ちるエネルギーが、自分の中からうまれただけであって、決して彼から出てるわけじゃない。つまり、彼から「 快楽 」が出てるわけじゃないってことね。


だけど無知な私は、目の前の彼が私にHappyをくれたんだと思って、ずっとHappyをくれると思っている。


付き合って、しばらくすると段々と慣れてきて、極彩色の世界も、ミュージカルみたいな毎日も何もなく、あんなにHappyだったはずなのに平凡な日々になる。


恋に落ちた頃のように、一緒にいるだけで楽しくて、世界がキラキラに見えていた「 快楽 」を、もう一度私にみせてと、彼に求めるようになる。


快楽をくれない彼に、なんで変わってしまったのかと、責めるかもしれない。


私は大切にさせていないんだと、誤解して傷ついてしまうかもしれない。



2-8

DUHKHANUSAYI DVESHAH


duhka 痛み 苦体験

anusayi 同一視

dveshah 憎悪 嫌い



彼が私を苦しめる、私を傷つける、こんなに思っているのに、愛しているのに…


彼がいるから、私はこんなにも苦しい思いをするんだ。そんな相手は嫌いだ。憎い。


っと、このままだと私は「 不幸 」だと感じるスパイラルに入ることになる。



さて…


私に「 快楽 」をくれた、Happy製造機ばりの愛しい彼は、いつの間にかunhappyを持ってくる「 憎悪 」の元凶に変貌しました。



本当に「 彼 」は変貌したのでしょうか??



いいえ。彼は変貌はしていません。


変わったのは、「 幸福 」を外側に映し出し、それを見ていた自分です。


誰もが幸福になりたいと願っています。


だけど、幸福も不幸も誰かが与えたり、奪ったりすることは出来ないのです。外側の世界に自分の幸福を映し出したり、歪めたりして感じとっているだけです。



恋をして、時が過ぎ、関係性が変われば

お互いのエネルギーの流れや波長だって変化します。


恋をした頃の、高揚感や刺激的な気持ちは、彼から出ていたのではなくて、お互いのエネルギーの波長やその場所のエネルギーの流れを受けて、自分の中から湧いていたものです。


それを知らずに、高揚感や刺激を彼に求めても、彼はそんなエネルギーを出せません。


彼がエネルギーをくれると思っていると、欲求不満からケンカになり、怒りや悲しみを持つかもしれません。


その表情を彼は投影して見せてくるので、彼が自分に見せる顔には、怒りや悲しみがあるように感じます。


彼の表情を見て、自分は不幸だと嘆きます。



全然そんなことないのにね。



恋は盲目って言うけど、盲目じゃなきゃ恋になんて落ちれない。


全然タイプじゃないけどキュン♡としたり、何がいいの?って友人から聞かれる相手が自分にとってのBestだと感じられるのは、そこにHappyを感じるからですよね。


このHapyyは心が作り出した…うんぬんかんぬんって難しいこと言ってたら、恋は絶対に出来ないと思う。


ただね、愛しい彼はHappy製造機じゃないって知ってたら、あんなに怒らなかたな〜っと思う昔の恋もあるし、あんなに喧嘩して泣いたりしないで別れたのになぁ〜っと思う恋もある。


もっと冷静に自分のことを見れて、ちゃんと事実を歪めることなく、記憶の中にしまえたのになぁ〜っとも思う。


まぁ、理性が働かない心の状態が恋だし、快楽や快感を求める気持ちも自然な欲求として湧いてはくるのが人間なわけだから、心もたくさん乱れる。そこが恋の醍醐味でもあるよね。


だけど、ヨーガスートラの2-7と2-8、快楽に伴う執着や憎悪について知っておくと、これからの恋や人間関係を作るときなんかに、ちょっと役立つかもよ♡


ってことで今日はここでおしまい。




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#恋を失ったことがある人は

#その恋から

#100冊の本を読むよりも

#多くの事を教えてもらったはずである。


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