ロサンゼルス旅行記(2019)4日目:Uverでナッツ・ベリー・ファームへ
ロサンゼルス旅行記(2019)3日目②:ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーを制覇【後編】
の続きです
4日目はアメリカ最古のテーマパーク、ナッツ・ベリー・ファームへ。元々は、ボイズンベリーという独自開発したベリーを作る農場から始まり、それ使ったジャムやパイ、ベリーを付けて食べるチキンが大人気となった直売所とレストランの、待ち時間に遊べるようにと作られた遊園地が発展する形で生まれた、テーマパーク。現在はシダーフェアというアメリカの遊園地チェーンの一部となって運営されている。ディズニーのあるアナハイムの隣町ブエナ・パークにあるので、ディズニーのついでにも行きやすく、路線バスに乗っても簡単に行けるのだけど、バス停にホームレスがいるのをずっと見てきたせいで、少し不安があったので、あえて僕はUverを呼ぶことにした。昨日の疲れが残っていたので、起きるのも、かなり遅かったのだけど、Uverなら10分ちょっとぐらいで移動できたので、開園すぐに入場することができた。バス停は日本に比べるとかなり不親切で、時刻表や案内もなく、わかりづらいので、不安なら断然Uverの方が良いと思う。旅先では安心をお金で買うのがベスト。本当にその通りだと思う。
ナッツ・ベリー・ファームに入場すると、手にピーナッツのキャラクターのスタンプを押された。基本的にフリーパスしかなくアトラクションは乗り放題なので、なぜだろうと、疑問に思いながら、最初のお目当て木製コースターのゴーストライダーへ向かった。メインゲートから左へ進むと、先ほど入ったばかりなのに、いきなり出口ようなゲートになっており、そこから入ってくる人はスタンプをスタッフに見せて行っている。システムがよくわからなくて戸惑ったが、どうやらパークの一部、メインゲートから左側の西部開拓時代の町並みを模したエリア(ゴーストタウンの一部)だけは無料で入場できるようだ。そして、そこからアトラクションのある他のエリア(メインゲートもそちらにある)に移動する時に、スタンプを検問所のようなゲートで見せないと入れないようになっているようだ。なので、街のエリアにある唯一のアトラクションであるゴーストライダーに乗る際も、入り口で毎回スタンプを見せないといけないようになっている。
手に押されたスタンプ
西部開拓時代の町並みを再現したエリア
ジョン・ウェインのグッズが売られている衝撃
鍛治や編み物、木彫りなど様々なハンドメイドの職人がいて
実際に製作している様子を見ることができる
ナッツ・ベリー・ファームは大きく4つのエリアに分かれている。1つ目は上記のゴーストタウン。無料で入れる街のエリアの他にも、スプラッシュ・マウンテンの元ネタにもなったティンバー・マウンテン・ログ・ライドという急流すべり、鉱山をトロッコに乗って回るカリコ・マイン・ライド、本物の蒸気機関車など伝統的なアトラクションが沢山ある西部開拓時代をイメージしたエリア。2つ目は一番奥にあるボードウォーク。その名の通り、海岸沿いの遊園地をイメージしたエリアで、最新コースターのハングタイムがある。道沿いにはゲームコーナーも沢山あり、賑やかなイメージ。3つ目はフィエスタ・ヴィレッジというメキシコをイメージしたエリアで、メリーゴーランドやウェーブスィンガー等、カラフルな定番アトラクションがある。4つ目はキャンプ・スヌーピーという子供向けライドが揃うピーナッツの仲間たちが主役のエリア。
全体的には想像していたよりもはるかにコンパクトだった。1日あれば主要なアトラクションは十分に回れる広さ。だが、空いている日にも関わらず、どのアトラクションも乗り場直行はあまりなく、10〜15分ぐらいの待ち時間が安定してあったので、意外とせわしない動きになってしまった。混雑日はファスト・レーンと呼ばれる有料パスを買わないと1日で全て制覇するのは厳しいかもしれない。
ゴーストタウンの奥地にある急流すべり
ティンバー・マウンテン・ログ・ライド
本物の蒸気機関車
奥に見える山がカリコ・マイン・ライド
最新コースターのハングタイムがあるボードウォーク
海岸沿いの遊園地のイメージ
メキシコをイメージしたフィエスタ・ヴィレッジ
定番ライドが多く、一番地味なエリア
メインゲート入ってすぐ右にあるキャンプ・スヌーピー
子供向けの可愛いライドが中心のエリア
これぞアメリカの遊園地という感じがする小型観覧車
この日の昼ご飯はせっかくなので、名物のチキンを食べに行くことにした。ゴースト・タウンに無料で入れるゲートから外に出ると、ちょっとしたショッピングセンターのようになっており、そこにナッツ・ベリー・ファームの原点となったレストランもある。レストラン自体はめちゃくちゃアメリカンな感じで、観光客、しかも独り身にはハードルの高い雰囲気だったので(チップとかもよくわからないし)、その横にあるテイクアウトのお店で購入して、外にあるベンチでチキンを食べることにした。
3 Piece Mealというセットを購入。3部位のチキンと、ビスケット、マッシュポテトとコーンにポイズンベリーのソースがついて、11.99ドルだったので、アメリカ基準でいうとかなり良心的。食べきるのがしんどいぐらいに、量も多かった。チキンは、これが人気を博して、遊園地が作られてしまったほど美味しいかといえばそれは少し疑問ではあるけど(日本人からしたら普通なレベル)、お祭りのフードカートで売っている唐揚げみたいなクリスピーな味で、アメリカっぽい大味な肉ではなかったので、日本人でも安心して食べられると思う。個人的に、付け合せのマッシュポテトが一番美味しかったので、モーテルに持って帰って、夜にも食べた。
名物のチキンのレストラン
箱入りのテイクアウトセットを購入
付け合せのマッシュポテトが一番美味しかった
見た目の雑さがさすがアメリカという感じ
とことんショーには縁がないロサンゼルス旅行だったけど、ナッツ・ベリー・ファームではワイルド・ウエスト・スタント・ショーをタイミングよく見ることができた。かつてUSJでやっていたショーに雰囲気がとても似ていて、それに比べると、少し小規模だけど、笑える部分も多く楽しめたし、妙に懐かしい気持ちになってしまった。他にもサルーンショーやスヌーピーのショーなど沢山やっているのでもっと見たかった。
クリスマスの時期なので、「ナッツ・メリー・ファーム」というイベントもやっており、クリスマスツリーや電飾も美しくて雰囲気が良かった。サンタとのグリーティングをやっている建物では、甘いお菓子をたくさん販売していて、かなり甘い匂いが建物中に充満していたので、アメリカらしさを感じた。
メインゲートすぐ近くにあるスタントショーの会場
一番後ろの客席がワゴンになっているのが良い
小ぶりながらも、綺麗なクリスマスツリー
どのパークもイルミネーションに力が入っていて素敵だった
サンタさんとのグリーティング会場
4日目のセットリスト
ゴーストライダー
ポニー・エクスプレス
ヴォヤージ・トゥ・ジ・アイアン・リーフ
ワイルド・ウエスト・スタント・ショー
シルバー・ブレット
シエラ・サイドワインダー
モンテズーマズ・リベンジ
ジャガー!
エクセラレーター
コースト・ライダー
ハングタイム
シルバー・ブレット
カリコ・マイン・ライド
ゴーストライダー
カリコ・レールウェイ
スカイ・キャビン
ティンバー・マウンテン・ログ・ライド
エクセラレーター
ハングタイム
ラ・レボリューション
ソル・スピン
シュプリーム・スクリーム
ワイプ・アウト
ヴォヤージ・トゥ・ジ・アイアン・リーフ
ゴーストライダー
シルバー・ブレット
ゴーストライダー
帰りも手取り早くUverを呼んで、アナハイムへ戻った。直接、モーテルへは戻らずにダウンタウン・ディズニーへ。ハリウッドのシティウォークと同じく、かなりオシャレな雰囲気と日本では考えられない贅沢なスペース感覚で作られており、端から端まで歩くだけだったが、楽しかった。ワールド・オブ・ディズニーにはたくさんの種類のTシャツが売っていたのだけど、また買えるだろうと思っていたら結局、買うチャンスがなかった。日本のテーマパークだと、どこの売店でも売っているものが大体一緒で、一番大きいショップに行けば、何でも買える感じになっているが、この時に限らず、アメリカではそうはいかないので、欲しいものがあったら速攻でその場で買うべきだと、この旅行で学んだ。
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