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森とつながる暮らしかた@花背

セツブンソウと植物観察 in 日吉 中世木

2020.02.25 08:57

森と学び舎で一緒だった前田さんが始められた集落の植生調査。彼女も私と同じ思いで、植物との関わりが深い里山独自の文化を調べて冊子にまとめたいと活動をしています。


今回は中世木では有名な節分草も見られるということで、お伺いしてきました。


まずは集まった皆さんで自己紹介をしましたが、今回はなんと多彩で、森林整備の活動をされてる方(愛知県)、エコツアーガイドの方(綾部)、野鍛冶やカワネズミの研究をされてる方(滋賀)、山野草園を作っている方(南丹市)、そして学び舎の同期の美術家とライターの二人も参加(奈良)と始まる前から話が弾みました(笑)


中世木は集落の人口が100人ほどで、私が住んでいる花背別所と同じような谷の真ん中を川が通る地形で、田んぼや畑などちらほら。とてもコンパクトで全体を見渡せて歩きやすい土地です。

まずは、山の神様にご挨拶にうかがいます。

ちょっと小高い丘の上のご神木(モミの木)まで。ここでもギーギーと鳴く鳥の観察「コゲラ」です。

そして、観察地の林縁と前田さんの畑へ。

道中民家の植栽のマンサクの花が春の訪れを感じさせます。


さすが、慣れてる方々が集まっていて、樹木の名前もすらすらと枝ぶりで判断して行かれて感心するばかり。

今回は早春ということで、芽生えのロゼットで観察するしかなく、初心者の私には困難。皆さまにお勧めの本を教えていただきました。

花はセリバオウレンが林縁で見つかり、私もハッとしてこれは昨日花背の交流の森で見つけたのと同じ!と嬉しくなりました。

この花は雄雌混合、雄株、雌株のみのものなど混在しているらしく…見分け方など教えていただきました。

そして、最後は中世木ではここだけという民家のお庭(山?)に咲く節分草を見学させてもらいました。

ここの家主さんが大切に種を取り、株を育てて敷地内に増やされているそうで、大きな花を咲かせるまでに3年~5年かかっているそう。中世木でも土があうここでしか群生していないそうで、本当に美しい雪の妖精のようです。

来月は自然観察指導員京都連絡会の皆さまも一緒だとのこと。季節の移りかわりを楽しめるモニタリングは毎回発見の連続があって、次回も楽しみです。前田さん地域の方もありがとうございました!