前向きなため息
数年ほど前、宮崎葵さんが出演する洗顔料のCMで「前向きなため息」という言葉を耳にしました。
それ以来、なんとなく私の頭のなかにあるため息のイメージはこのCMの影響で前向きなもの。
「ため息をつくと幸せが逃げる」
と言われたり、マイナスなイメージは多いし、
実際に隣の人が「はぁ〜」とかしていると
あまり気分の良いものでもない。
だけど、ため息には心も体にいい効果がたくさんあるそう。
深呼吸と思うと、一般的に「吸ってー、吐いてー」なイメージが私にはあるのですが…
ため息って、とりあえず吐く。深く息を吐く。
息って吐かなきゃ吸えない。
以下、分かりやすい記事がったので参考までに。
↓
試しに、フルートのレッスンでもATのレッスンでも、
ここ最近は「ため息」をテーマにしてみました。
生徒さんと、ため息を意識してやってみると、
吹こう吹こう、という頑張りすぎる気持ちと体の緊張がふっと抜けたり、
ただ立っているだけなのに、思っている以上に胸を張って立とうとしていたことや
等身大の自分の大きさに気付いたり。
これって前向きなため息だなぁ、と。
私自身、3月は演奏やオケの仕事が延期になったり、予定していた講座が中止になったり。
手帳に二重線を引くことがこんなに続くとは。。
でも、これはある意味、時間を与えてもらえたということ。
今まで手をつけられずにいたことを、少しずつ進めていきたいと思います。
レッスンは手洗い、うがいなどに気を付けながら、
部屋の換気や除菌なども注意しながら、
いつも通りに行っています。
学校がお休みなってしまった学生や、演奏の仕事が延期になってしまった方、、
こんな機会だから、と意外とレッスンに来てくださる方も。
たくさんの情報や刺激、自分の中で思考が巡り忙しくなったとき、
一人になって、深くため息をついてみること、
その後に好きな香り(おいしいもの、花とか)を想像しながら鼻からたっぷり息を吸ってみること、
おすすめです。
アレクサンダーテクニーク教師
フルート奏者
青沼愛