動機を見つめること
何かをやろうとするとき、
何かを始めようとするとき、
今やっていること、
無意識にやってしまっている行動、
その行動の動機をよく考えたことはありますか?
私はその「動機」を自分で見張るようにしています。
見張るという言い方をするのには理由があります。
それは過去の思考パターンに戻らないようにするためです。
じゃあその思考パターンとは何か?
それは「恐れ・不安」が動機になってしまうこと。
その「恐れ・不安」に基づいた思考、選択、行動に陥ってしまうこと。
今、過去の自分を振り返って、「恐れ・不安」が動機になった行動は、
すべて悪い方に悪い方に進み、更なる恐れや不安を生み、負のスパイラルに
陥っていたなぁと思います。
もちろん、恐れも不安も決して悪者のの感情ではありません。
恐れや不安は、元々備わっている「危機管理能力」ですから、
それがあったからこそ人間は生きのびてこられたんですよね。
ただ、その危機管理能力としての恐れや不安も、
度が過ぎてしまうとただの「妄想」に取りつかれてしまうことになります。
「こうなったらどうしよう?」→「こういう対策(何パターンか)をとっておこう。」
と決めたうえで、じゃあ「今」できることは何か?今できる最善策は?と考えるのが
正しい危機管理だと思うんですが、
「こうなったらどうしよう?そしたらあーなってそーなって、最後には〇〇になってしまうーーーーーーー!!もうだめだーーーー!!(絶望)」
ってなってしまうと、これはもう「妄想」ですよね(笑)
実際に「今」起きていない未来のことが、あたかも本当のことのように憑りつかれてる。
そうなると、もう軽いパニック状態と同じで、「今」やるべきことを冷静に見ることができなくなるうえ、その恐れや不安が肥大化した妄想が動機になっての、思考、選択、行動になるので、最終的な未来は、自分が思い描いたその最悪パターンになってしまうことがほとんどです。信じたくはなくても、自分が脳内シュミレーションした通りに、脳は私達の行動をコントロールするものだからです。
まぁ、これは本当に過去の私の行動パターンでした。
特に恋愛においては、ほぼこれで自分でぶち壊してたと思います😢
今となっては経験という財産ですけど(笑)
そして、正しく危機管理できると、
「今」何をするかの「動機」も、前向きなものなりやすいと思います。
と言うよりも、「未来」から「今」に戻ってきやすいというか。
そして「今」何をしたい(やめたい)か、今何を感じているか、
それをやった(やめた)先にどうなっていたいか
そうなったらどんな気分になるか(わくわく・楽しみ・いい気分)=『動機』
この動機が元になった思考、選択、行動が、よりよいパフォーマンスを生むのだと
思います。
どうせ頭も心も使って、同じ時間を使って生きていくなら、
こうやって目の前のことに向き合って生きていきたいですよね~。
皆さんも、自分の何気ない行動の動機に、改めて目を向けてみてください。
自分の思考パターンに気づけるかもしれません。
私のは危機管理なのか?妄想なのか?
妄想癖があるのか?どんな前提があるのか?
何事もうまくいかない前提か?
うまくいく前提なのか?
どんなものでも間違いではないと思います。
ただ、気づいて、その思考パターンでうまくいってきたのか、
うまくいかないことが多かったのか、
そもそもその思考パターンが、「自分好み」なのか?
そんなパターンの自分が自分で「好き」か「嫌い」か?
「嫌い」だなぁと思ったら、じゃあどうするのか?
そうやって少しずつ自分を知って、より良い人生にできたら幸せですよね☆
くしくも新型コロナウィルスの件で、不安をあおられている今日この頃。
これをいい機会に、自分はコロナに対して「危機管理」の範囲で行動できているのか、
「妄想」思考に陥っているのかを考えてみるのもいいかもしれませんね。