経絡らしきもの
足首から見える経絡らしきものがあるということを書きましたが、それでは他の経路(経絡らしきもの)があるかどうかを調べて見ると、前内側、外側、後側、内側のあたりに経絡らしきものが見え隠れします。
現在の状態では、それが前内側に多く出現しています。この経路は、頭部で対側に変化するみたいに感じます。つまり左側の反応があったら側頭部付近で右側に変化し散っていくみたいな感じです。
その次ぎによく現れてくるのは外側です。
外側は腓骨付近にでるのですが、腓骨の後側と前側に二種類でているような感じがあります。
また前側も後側も腓骨外側を通って股関節の外側に入り、側胸部を通って、側頸部にいきます。
これもいわずとしれた胆経の走行に近い感じです。
ただ、頭部にいくと散在するような感じになるので、胆経とも言い難いし、側胸部あたりも幅もかなりあります。どの経絡らしきものも頭部でチリチリバラバラになるような感じです。
この外側のラインは、二本ラインがでていることから、区別する必要はあるかもわかりません。
つまり胆経によく似たこのラインは、二本存在するということです。
運動学的に考えても、脾経のあたりのラインは、母指との関連が深く、足首の機能に大きな影響を与えているのはわかると思います。
そして、腓骨側は、母指と協調運動をして重要な側と言えます。足の外側から着地して、母指側に力が伝わっていく訳ですから、当然と言えば当然だと思います。この距骨下の話しからもわかるように外側には強靱な経路があらわれるのかもわかりません。
走る時などは、踵側より、この外側に大きな意味があるだろうと思います。
足の裏で言えば硬い側ですよね。柔軟な母指側に力をうまく伝える為にも、外側と後側は強靱でなくえればならないので、こういう形になっているのかなとも考えられます。