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【2020年12月14日:オンライン】認知症の人へのケア&リハビリテーション8つの具体策

2020.05.18 22:49

認知症の人に対するリハビリの目的の多くは心理的安定やBPSDの改善となります。 

ごく軽度の認知症の人の場合には記憶障害などの中核症状の改善を目的にする場合もありますが、記憶などの認知機能の回復を主目的にする認知リハビリテーションの有効性は賛否両論。 

用い方一つで逆効果になったり、認知症の人に苦痛を与えたりすることさえも起こりえるため、適応を十分に見極める必要があります。  

記憶などの認知リハビリテーションを実施するには、認知症が軽度の段階で記憶障害などを自覚していること、そして記憶障害の訓練に前向きに取り組める人であることが条件となります。 

病初期の認知症の人の中には、病気を罹ったことへの怒りや絶望、今までできたことができなくなるという苦しみを経験し、挫折感や絶望感から生きる意欲すら失う人もいます。 

こうした人の心情を考慮しないで訓練を実施することは、効果がないばかりか、認知症の人の自尊心の低下や挫折感を増大させ、より大きな傷みを与えることすらあるので、その適応を十分に見極めなければなりません。 

認知症の人の精神的・心理的負担を防ぐためにも、精神的サポートや病状理解を促進する意図での心理教育的配慮も検討しなければいけません。 

また、認知リハビリテーションは、認知症の人の日々の生活機能の維持・向上に重きをおくべきであることを忘れてはいけません。

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※本セミナーは、2020年12月14日(月)~12月28日(月)までの期間に、ご自宅などにいながら、お好きな時間に視聴できる約4時間のオンデマンド配信セミナーです。

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◆タイトル

パーソン・センタード・ケアを基盤とした
認知症の人へのケア&リハビリテーション8つの具体策


◆指導講師

松下 太 氏

森ノ宮医療大学 保健医療学部 作業療法学科 教授

認知症専門作業療法士


◆配信期間 

 2020年12月14日(月)~2020年12月28日(月)  

※受講のお申込みは2020年11月30日(月)までにお願いします。その日を超過しますと視聴期間が短くなる可能性があります(最終受付日:2020年12月7日)。  

※PC/タブレット/スマートフォンなどのインターネット環境が必要です。  

詳しくはこちらをご覧ください。


◆特徴・ねらい

認知症があっても「生きがい」「人間らしさ」「笑顔」を追求しQOLに結びつけるリハビリアプローチを!

リハビリ専門のセラピストのみならず、多職種によるチームケアとして展開する認知症の人へのケアやリハビリの3つの要点を学びます。

①行動背景(ナラティブ)を理解したリハビリアプローチの重要性

②日頃のケアで実践する残存機能を生かしたリハビリプログラムの具体策

③生活障害改善を目的としたチームによるケア・リハビリの工夫例

多職種チームで実践! 認知症の人の生活障害を改善するケア&リハビリの具体策と工夫例


◆プログラム

1.パーソン・センタード・ケアを基盤としたリハビリテーションとは?―「その人らしさ」を重視し心理的安定を目的としたリハビリテーション

2.認知症の人に対する4つ視点からのケアとリハビリアプローチ ―「認知」「刺激」「行動」「感情」に焦点を当てた非薬物療法

3.認知機能の回復を目的とした「認知リハビリ」―「誤りなし学習」によるリハビリの効果的な進め方

4.認知症の人の生活行為に対するケアとリハビリアプローチ ―ICFから生活障害を捉え介入するケアとリハビリテーション

5.認知症の人の行為を引き出す「手続き記憶」を用いたアプローチ ―脳機能の視点から手がかりの提示や環境の調整を工夫する具体例

6.認知症の人の個別プログラム策定の際の留意点 ―その人の「ナラティブ」の理解と「真のニーズ」の明確化

7.重度認知症の人への五感を刺激するケアとリハビリテーション ―「感覚刺激」に働きかけるアプローチの具体例

8.認知症があっても「その人らしさ」を取り戻すケアとリハビリテーション ―笑顔を引き出し「人間らしく生きる権利の回復」を!


◆受講料

一般:12,000円

会員:9,000円

(1名につき・消費税込)

※会員は日総研会員制・専門雑誌の年きめ購読者です。


◆参加申込先・申込方法

下記またはホームページよりお申込ください。

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お申込はこちら!

※お申込みは日総研ホームページからのお申込のみとなります。 (お電話でのお申込みは受け付けておりません)


◆講師プロフィール

松下 太 氏

作業療法士(認知症専門作業療法士)、医学博士、社会福祉士、介護支援専門員、福祉用具プランナー、認知症ケアマッピング基礎ユーザー(Basic Mapper)。1990年に作業療法士免許を取得し、病院や介護老人保健施設にて認知症の人のリハビリテーションに従事する。2009年四條畷学園短期大学リハビリテーション学科講師。2016年より現職。大学の教員となってからも、重度認知症デイケアや特別養護老人ホーム、認知症初期集中支援チームなどで認知症の人の支援にかかわっている。


◆対面式セミナーの参加者の声

●パーソンセンタードケアの捉え方を具体的なエピソードを交えて教えていただけたので理解が深まり、認知症の人への個別性の高いケアの必要性を再認識できた。(作業療法士)

●認知症の人へのリハビリテーションには“その人らしさ”を見ながらアプローチしていくことが重要であることが理解できた。(理学療法士)

●認知症の人の生活行為に対するケアとリハビリアプローチについてスタッフに伝えることができる具体的な事例をたくさん得ることができる内容だった。(看護師)

●重度の認知症の人への日ごろの対応に迷いがあったが、講師の話を聞いて声かけの仕方やリハビリ的なかかわり方のポイントが理解できた。(介護福祉士)

●認知症の人へのケアとリハビリの目標を立てて実践していく上で、その人のナラティブを理解することと個人因子としての強みを生かしていくことの重要性がよくわかった。(看護師)

●自分自身が普段正しいと思い込んでいた認知症の人への介入の仕方について見直しが必要だと考える機会を得ることができた。(リハビリ職)

●認知症専門の作業療法士ならではの視点と理論的でかつ具体的でかつ面白いお話だったので、わかりやすく参考になった。(作業療法士)


☆参加申し込みに関する内容確認・変更・追加・お支払い状況などのお問い合わせは お客様センターフリーダイヤル 0120-057671 におかけください。(平日9 時~18時まで)


★本セミナーは、下記のB日程でも開催予定です。詳しくは、ホームページにてご確認ください。

Bコース:2021年2月8日(月) ~ 2月22日(月)