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進化の過程

2020.04.01 14:15

霞立つ室根山

みるたびに不尽かとぞおもふあづまなるむろねの山の雪のむらきえ  西行

春くれば霞の衣雲の帶するがの不二に似しむろね山  西行



蓬莱や霞立ちたる室根山  高資

槌音の木霊や霞む室根山  高資

手前の喧騒さが 霞みがかった室根山の幻想さを際立たせますね。世の喧騒の中で古人は不老不死を夢見ていたのでしょうか?

テロメアを調べていたら 『私たちの祖先は、「死」があるが「進化」もある、その道を選んだようです。』と紹介されていました。死と再生はセットですね。

https://matome.naver.jp/odai/2144241830444652101 より

不老不死、それは人類の夢。染色体の末端にある「テロメア」と呼ばれる領域は、細胞分裂を繰り返す度に減って… 

【もし動物が老化しなかったら?】

個体の老化と種の進化は、密接な関係にある。 DNAが、酵素によって部分部分で入れ替わる為に様々な遺伝子配置が生まれ「進化」につながっていくのですが、テロメアが無いと、DNAの交換が出来ない。つまり、進化できないということらしいです。

逆に、テロメアが無いと、確かにたくさん分裂はできるのですが、別の重要な問題が生まれてきます。例え多細胞生物のように有性生殖であったとしても、DNAが交わらないのです。 つまり、テロメア、つまり「死」や「老化」があることによって、私たちは「進化」というステップを踏む事が出来たのです。私たちの祖先は、「死」があるが「進化」もある、その道を選んだようです。

東大の臨床医矢作医師は「人は死なない」と主張します。空海も「人は死なない」と言います。 日本人は古来「あま(あの世)」と「うつしよ(この世)」を想定し 二つの世界をつなぐ「ま」を大事にしてきました。

「ま」をつり合わせる「まつり」は神事として祀られてきました。 祀り・祭り・奉り・政りとは、感謝や祈り、慰霊のために神仏および祖先をまつる行為(儀式)であると言われます。 祭のお囃子、太鼓や鈴の音。神輿や踊りや香り。祭に預かるものは いつしか変性意識になり潜在意識とコンタクトする=神からの啓示=ご神託 を受けとることになります。

「ま」つりを行えば「うつしよ」に居ながらにして「天」と交信できるともいえます。

「命」は「人が一を叩く」と私が解釈したことに対し、本来命という字は「令と口に分けられます。この口は祭器を表し、礼服をつけて 跪いて神の啓示を待つもの。ゆえに神の啓示を意味します。」との指摘を受けました。

然し「神の啓示を受け取れるもの」は「ひとつを体験できるもの」だと思うのですが如何でしょう?

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「あま」と「うつしよ」の関係は キリスト教の直線的な時間感覚に類似しています。

あの世の中にこの世が内包され(これが五次元、形成磁場の概念なのでしょうか?) 永遠の中に今が内包されているともいえます。

永遠の象徴である「円」は 「直線」の集合であり、直線は 位置を示すことのみができる 「点=0」の集合です。永遠はゼロの集合でありそれは即ちゼロであることになります。 円は永遠の今を表していることなのでしょうか? 私はキリスト教の時間観は直線的と錯覚していたのでしょうか? ヨベルの年、最後の審判の概念が時を直線に見せていましたが 円=ゼロであり無限であれば 時は循環することになります。

椋は日にいのちを結ぶ冬うらら  高資ー 場所: 命主社


進化の過程を「十牛図」や「マズローの欲求5段階説」に観ることができます。

https://ameblo.jp/ranyokohama/entry-12481719855.html   【十牛図】

https://mba.globis.ac.jp/about_mba/glossary/detail-12007.html  

【マズローの欲求5段階説】 より

マズローの欲求5段階説とは、マズローによって提唱されたモチベーション理論。人間の欲求を5段階に分類し、重要性に従ってそれらが階層構造をなしているとした。低次元の欲求が満たされれば、さらに高次の欲求を満たすべく行動する。

5段階の分類は以下の通りである。

・生活生理欲求:衣食住の欲求

・安全確保欲求:集団に属することで、リスクや危険から身を守りたいという欲求

・認知評価欲求:他者から評価されたいという欲求

・自己尊厳欲求:他者から尊敬されたいという欲求

・自己実現欲求:自己の存在意義を実現する欲求

上記の5段階はさらに2つに区分することもできる。つまり、「生活生理欲求」「安全確保欲求」「認知評価欲求」の3つが組織順応型の意識や行動に対応する欲求であり、「自己尊厳欲求」「自己実現欲求」の2つが自立革新型の意識と行動に対応する欲求である。なお、認知評価欲求は自立革新型であるようにも感じられるが、上司など他者からの評価を強く意識している行動である限り、組織順応型欲求に分類する。


人類派組織順応型から 自立革新型に進化してきたということでしょうか?


地域コミュニティの喪失が憂われながらも 大家族よりも核家族が好まれる傾向と重なります。


聖書における結婚観は「父母を離れて一体に」が原則です。


個の埋没(癒着)から自己実現の要求、そして個を超える(トランスパーソナル)ニーズに至っていると言えるのでしょうか?


これは ウィニコットの成長理論とも重なります。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%8B%E3%82%B3%E3%83%83%E3%83%88

【ドナルド・ウィニコット】ご参照ください。