自汗(じかん)盗汗(とうかん)
2020.03.03 03:42
自汗とは、肉体労働時間以外の日常生活の中で、日中に出る異常な汗のことをいいます。
東洋医学では、陰虚陽盛や陽虚陰盛によって起こるといわれています。
肺の気が不足して、体表の衛気(えき)が低下し、固摂作用(こせつさよう)が上手くいかず、汗の分泌調節が乱れ、汗が外に漏れ出してしまいます。
また、盗汗は寝汗のことで、寝ている間に大量にかく異常な汗をいいます。
盗汗は水(津液)が不足し、体に潤いがない状態です。
体内の熱を冷ます水(津液)が足りない陰虚症に起こります。
汗の他にも東洋医学では、涙=肝液、汗=心液、よだれ=脾液、鼻水=肺液、唾=腎液と考えられています。
自汗や盗汗は病的な汗です。
汗でお困りの方、一度鍼灸治療をお試し下さい。
はりきゅうanby治療院
*画像は「kracie」さんからお借りしました