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演劇集団 東京直角街

区役所にて

2020.03.05 12:20

住民票の写しをもらいに区役所に行った。

年度末でとても混んでいた。

色んな人がいるなあ。

待っている間は、絶好の人間観察タイムだ。


おばさんが来た。

案内のお姉さんが「ただいま30名様ほどお待ちいただいております」と言った。

おばさんは「30人!アッハッハッ…すごいわね!」となぜか高笑いした。

あなたのリアクションの方がすごい。


急に笑点のテーマが流れ始めた。

今日は日曜の夕方ではないけどなあと思っていたら、おじいさんの携帯の着信音だった。

笑点のテーマに設定するかね。

それともらくらくホン的なやつにはプリセットで笑点のテーマも入っているのか…?

高齢者のニーズに寄り添っているのか…?


おばあさんが大声で電話している。

「え?カニ?カニはいいわよ!毎年毎年。もう今年はいいから」

リッチなおばあさんだ。

「なんのアピールやねん」と思った人は僕の他にもいただろう。

それにしても大きな声だ。

窓口呼び出しの音声案内が聞こえないよ。

中川家のオバハンのモノマネはそこまで大袈裟なものではないんだな。


僕が花粉症なので鼻がグズグズしていて、鼻をかんでいたら、隣に座っていた女性が別の席に移動した。

いや花粉症花粉症。

敏感になり過ぎだよー。

マスクしてなかったのは申し訳ないけど。

花粉症の人が一番マスク欲しいわ。


外国の人もいる。

アジア系の人が「Holidayハ、ヤッテマスカ」と聞いていた。

「第1、第3、第5土曜日は営業しております」

「ダイイチ…?」

「えっと、ファーストサタデー、サードサタデー、えー…」

うわあ。

「Fifth」が出てきてない。

教えに行こうか。

教えに行くほどではないか。

結局「ファイブサタデー」と言うパッション英語で切り抜けていた。

まあ伝わるだろうからいいけど。


案内のお姉さんは、今度は黒と金のパーカーの男に話しかけられている。

負けるなお姉さん。

「すいません」

「どうされました?」

「入籍するんで戸籍変えたいんすけど」

おお。

おめでとうございます。

これを機に真面目に働いてね。

…いやいや、勝手に働いてないことにしたらダメだ。

区役所にいかつめの部屋着そのままで来ました、みたいな格好なだけで、働いてないと決まったわけではない。

お姉さんは「15名様ほどお待ちいただいております」と言った。

「え、そんな結婚する人いるんすか」

「あ、同じ窓口で、色々な用件の方が…」

「ああ」

いやかわいいな。

憎めなくなってしまった。


おじさんが窓口で「これ、死んだ人の名前は書くの?書かないの?」と聞いている。

おいおい縁起の悪い。




…いや区役所ずっと居られるな。




自分の番が来てしまった時、「ああー呼ばれちゃったなあ」と思ってしまった。


また来よう。

用がないのに来るのはダメか。

写真は「朝から喜多方ラーメンを作った。」