モータースLIVE

かぼちゃの馬車の青春・34

2020.03.04 23:00

みなさんこんにちは!

ともやっぷです!!

元気が出るとき飲みたくなりますよね!!


それ、エスカップです!!!!!


さて、今年に入って中国を賑わしはじめたコロナウイルスが日本でも本格的に騒ぎになって参りました。

その余波はライブシーンまで及び、

レフカダ・ドーンモータースライブも今月分は中止という判断になりました。

皆さんの前でネタが出来なくなるのは大変悔しいことで、残念です。

売れてない若手の芸人たちはみんなで箱を抑えてライブを行うのがほとんどなのですが、今回の自粛の流れでライブ開催がないままキャンセル料を納めるという状況です。

仕方のないことですけど、じわじわと首が絞まっていくような感覚で日々の生活が圧迫されていきます。

それでも、だからといってボケーっと休んでていいわけでもなく。

空いた箱で皆でネタ見せ会を開催したり、ネタ作りに精を出している訳です。


そんな中、男スペシャルの井福は俺のNetflixアカウントで蜷川実花監督作品のオリジナルドラマ、「Followers」をイッキ見してました。

何してんねん!!!!


彼は本当に怖い男で、人格が2つあります。

地元福岡でブイブイ言わせてたマイルドヤンキー肌の人格「まめ」と

お笑いに変な哲学を持って鬼のように厳しくなる芸人肌の「井福健人」です。


養成所で彼と知り合った当初、我々は「井福健人」の一面しか知りませんでした。

最初の授業の自己紹介の時には

「俺はキャバクラの店長をしていました」

とだけ言って周りを睨み倒し、その後の相方マッチングタイムでは

「俺はデブかブスかイケメンしか探してない。このどれかが相方になれば絶対に売れる」

と豪語して周りのお笑いたまごちゃん達を震え上がらせていたのです。

目が合うとすぐ即興コントが始まり、彼の前では休むことすら出来なかったのです。

本当に、本当に怖かったです。


しかしそんな彼と接していると時折おかしなことが起こるのです。

・急に「ピカピーカー!!!」と奇声を発する

・耳たぶを指でつまんだり、口でくわえようとしてくる

・うんこをよく漏らす

・唐突にビンタをしたり、グーで顔面を殴ってくる

・平気でバイトを飛んで養成所に電凸される

・唐突にうんこを漏らす

・着ないスーツを10着ほど持っている

・うんこまみれ

・うんこ

・うん角

などなど、とても笑鬼(しょうき)とは思えない行動・言動が目立つのです。


そして決定的だったのは彼の地元の友人からのタレコミでした。


「この前地元福岡の人達と東京で飲んだ時、まめ(井福の地元での呼称)が途中で帰る時に、緑ハイのピッチャーを頭からかぶって爆笑をかっさらい颯爽と出て行ったんだよ〜」


同期のみんなは開いた口が塞がりませんでした。

普段の彼とは全く想像もできないような姿…


そう、これこそ「まめ」の人格が現れた瞬間その時だったのです。


そして、詳しくは伏せますが、その後彼のブログと昔のTwitterアカウントが発掘され我々は彼の「まめ」時代を覗き見たのです。

それはもう想像を絶する痛さで、胸のあたりがギューっとなったほどなのです!!!

大きな声では言えませんが、彼は素人の大学生時代にゴー☆ジャスさんに

「まだ助かる?まだ助かる?…」

とネタ振りのリプを送りシカトされてました。

大きな声では言えません。

ここだけの話にしてください。

もうこれだけで分かるように普段の「井福」では絶対にやらないようなことを「まめ」はやってのけてしまうのです!!!!


ですが、僕はそんな「まめ」も大好きです。お金がないのに食費は一切削らずに鬼の金欠になるところとか、

言いたいことをはっきりと言うところとか、

ついさっき平気な顔で改札を出たのに急に大を催して自宅までダッシュして結果漏らしちゃうところとか、

愛くるしくて仕方がないんです。


そんな彼の生態に迫るべく、次回は

「井福の病、鬼鬼鬼虚言癖鬼鬼鬼(おにおにおにきょげんへきききき)ってどこまでホント?」

をお送りします。

お楽しみに!


とーもやっぷでした(^_-)




※この連載は、

都内某所のシェアハウス

『かぼちゃの馬車』

に住む、モータースLIVEで切磋琢磨する6人の若手芸人達によるものです。