カルローズを本気で炊いてみた
アメリカ産の中粒種であるカルローズ 。日本の普通のお米は短粒種なので比べると少し大きめ。
サラリとした食感が特徴で、ピラフやカレー、リゾットなどの料理に合うと言われています。
外国産米というと日本産米に混ぜて炊く激安のお米、というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかも知れませんが、日本の制度上、安めの日本米よりは安いという程度で、ビックリするほど安いわけではありません。
私は個人的に粒感のあるお米が好きなので、日常的に可能な範囲で全力でカルローズを炊いたらどこまで私好みの日本米に近いポテンシャルを引き出せるか試してみました。
炊くのは当社の輸入品であるブランドカルローズ 「ダイヤモンドG」です。
使用する水は軟水ミネラルウォーターで、いつも通りの加水量。
そしてパサつくのが怖かったので頂いた炊飯油を添加。
炊飯油とは?
ふっくらして粒感が良い、おいしいごはんを炊くための米油です。米の粒割れを防ぐことで、米同士がくっつきにくく、釜離れしやすくなり、食品ロスの低減と作業効率の向上を図ることが出来ます。
炊飯するときに入れる油があって、業務用の炊飯には結構使われているようです。
米油なので安心感もありますね。
土鍋で炊きました。
蓋を開けた時のごはんの香りはいつもの日本米より少し薄い気がします。
見た目の違いは全く分かりません。気にして見れば少し長いかな、ぐらいです。
おかずはいつも通りにしました。
食べた感じは少し水分が少ないようなので、水は多めにして炊いて良いのかも知れない。思った通り、粘りは少なめで粒感が強く、味はアッサリしています。旨味と甘味は確かに薄め。
家族の感想は、
「香りもいつもと少し違うような気がするけど、気になるほどではない」
魚をおかずに食べると普段の日本米との食感の違いが分かりますが、納豆と食べると全く分かりません。
「このコメうま!」とはなりませんが、拍子抜けなくらい普通に食べられるスッキリごはんです。
冷凍して再加熱してお弁当に入れてみましたが、全く問題無し。
今回は気合を入れて炊きましたが、何も考えずに普通に炊飯器で炊いてもいけるかも。
特徴を活かした調理法で使い分けるのが良いのでしょうが、この「粒感・アッサリ」食感のごはんでおかずを食べるのが好きな人は絶対いると思います。
いろんな銘柄を買っておいて料理によって使い分けられる人は、技術的にも経済的にもそうはいないですよね。私を含む多くの人はまとめて5キロ位買って使い切る形でしょうから、調理法が限られてしまうと買いにくいものですが……
カルローズ、実はなんでもいけちゃうんじゃないでしょうか。
気づいてしまったかもしれません。