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KOTOSUKE

日本とアメリカの比較 〜妊婦編〜

2016.05.07 07:16

(写真 http://www.100layercakelet.com)

私の場合、1人目はアメリカで出産し、2人目は日本で出産予定なので、2カ国で出産を経験することになります。日本ではまだ出産していませんが、それでも色々違うなーと感じるところがあるので、まとめておきたいと思います。

頭痛薬

私は22歳くらいから偏頭痛になるようになり、社会人になってからは毎週末頭痛に悩まされるようになっていました。幸いにも、妊娠してからは頭痛がかなり減ったのですが、それでもたまに頭痛になってました。アメリカでの妊婦検診で、頭痛がひどくて、と相談したら、タイレノールを服用するよう勧められました。用法を守れば回数気にしなくて大丈夫だよーと言われたので、気楽に服用してました。

タイレノールは日本でも市販されていますが、扱っていない薬局もあるので、少し探さないといけないかもしれません。アメリカではどこでも売ってました。日本だと頭痛薬はできるだけ飲まないように、と言われますよね。今回日本での検診で、頭痛がたまにあるんです、と相談すると、処方しましょうか?と返されました。それならタイレノール買うからいいやーと思って断りましたが。

アメリカではタイレノールは安全性が高いため使われていますが、どんな薬にも絶対はないと思います。なのでタイレノールを勧めるわけではありませんが、国によって違うんだということで。

体重管理

日本の体重管理って厳しいんですね!!私はもとが痩せ体質なのですが、食べづわりだったせいでどんどん体重が増えました。そしたら妊婦検診で毎回食事制限するよう注意され、検診に行くのが本当に嫌になってました。そもそも妊娠前の体重を適当に答えたのに、それを元に⚪︎kg増えた云々言うのなら、初めから大目の体重を伝えればよかったと後悔しました。アメリカでも多分今回と同じスピードで体重が増えてましたが、何にも言われませんでした。

そもそもアメリカ人は太っている人が多いので、妊娠時期の体重どうのうこうの言ってもしょうがないのかもしれません。ただ、個人的には日本は厳しすぎるな、と思いました。これじゃあ、次の子を産みたくなくなる人も出てくるんでは、と勝手に心配してしまいました。


医療システム

日本とアメリカではそもそも医療システムが大きく違います。日本だと、普通は健康保険に加入し、妊婦検診、出産は全額自己負担。ただし健康保険や地域の補助によって、少し負担が減ります。一方アメリカでは公的補助は一切なく、民間の保険で全てカバーされます。保険自体はめちゃくちゃ高いのですが、自己負担は一切ありません。

そんなわけで、アメリカでは医療は保険会社の意向で全てが決まります。保険会社の負担を減らすため、保険でカバーされる精密なエコーは妊娠期間中数回だけ。私は2回だけでした。日本では毎回エコーで子どもを見ることができますが、個人的にはそれに数千円払うくらいなら数回でいいと思っています。毎回見ても大して変わらないし。

また、アメリカでは検診はクリニック、出産は病院で、というふうに役割が分かれています。クリニックは提携している病院があるので、クリニックを選ぶと自動的に病院も決まります。また、自分が加入している保険に、対象のクリニックが加入している必要があります。私が通ったクリニックの先生は大病院に所属しており、データは常に大病院に連携されていました。なので大病院に行ったのは見学の時と出産の時の2回だけです。クリニックでは待たされることもないし、他の病気をもらう可能性も低いのでとてもよかったです。日本でも普段の検診はクリニックで、出産は病院で行う予定です。日本だとクリニックと病院の連携が取れているわけではないので、無駄に同じ検査をしたり、8ヶ月くらいからは結局病院に通わないといけないので、不便だなーと思ってます。

個人的には日本でも、妊娠、出産を健康保険でカバーして、クリニックと病院が連携するようにして欲しいです。それに必須の検診項目を定めて、それ以外は妊婦自身が選べるようにして欲しいです。日本で子ども増やしたいなら、健康保険のカバーと検診・出産費の削減は必須だと思うんだけどな。

全体として、私はアメリカでの妊婦生活の方が断然よかったです。人も優しくて電車でもすぐ席を譲ってくれたり、お店で店員さんが、”まあ、男の子?女の子?”と気軽に声をかけたりしてくれたし。もちろん、アメリカでも地域や先生によって方針が違うので、私の記事は一参考としてくださいね。日本でもやっぱり先生によって言うこと違いますしね。