☆No.23 人形の魅力☆

今回はお人形さんのお話。

なぜかは分かりませんが、

私は小さい頃、人形が苦手でした。

親に可愛い人形を

お土産でもらったときに

微妙な顔をしてしまったこと、

今思い出して申し訳なくなりました…。

しかし今は真逆で、

「人形っていいな」と感じる要素が

たくさんあります。

透き通った目や

整ったプロポーション、

つるっとした肌、サラサラの髪。

女の子の憧れです。

そしてどんな服に着せ変えても

どんな小物を持たせても

可愛く、ずっと見ていたくなる。

人形そのものは感情を持たないけれど、

それがまたミステリアスというか

どこか惹かれるものがあったりして。

自分で書くのは恥ずかしいですが

たまに、本当にたまにです。

「お人形さんみたいだね」と言われると

もうその場で飛びつきたくなるくらい

嬉しい気持ちになります。(笑)

そして改めて人形というものの

存在を考えるのです。

怒ったり泣いたりすることもなく、

痛みも苦しみもなく、

ただ真っ直ぐな瞳で

何も言わない。

―それって一見、楽だし

幸せなことのように思えるけれど。

私たちが人間として、

今こうして毎日を

喜怒哀楽にとどまらない

さまざまな感情とともに

生きていけることもまた

ひとつの特権なのかな、とも思います。

昔苦手だったものが今では好きになるのだから、不思議なものです。