知らないことが多すぎる、北九州のあちらこちら
2020.03.09 03:00
到津の板櫃川。
水量の少なさを不思議に思っていた。
紫川を見慣れた者には当然だ。
日明で見る板櫃川も水量は少ない。
河口となる日明の海まで行ってみた。
河口近くでは水位がある。
この水は玄界灘の海水が潮の満ち引きにより、
板櫃川に流れ込むためで、河口ならではの現象。
板櫃川の水は何処から流れて来るのか、
水源を調べた。
知らないことが恥ずかしいと感じた。
皿倉山から流れる水を水源とする板櫃川。
ところが官営八幡製鉄が使用する
莫大な水を確保するために、
人工池、河内の貯水池が造られ
昭和2年に完成した。
これにより板櫃川の水量が減ることになる。
川辺で生活していた人達には辛い話だったろうに。
2018年8月、西日本豪雨で河内貯水池から
溢れ出た水が小倉北区、八幡東区の板櫃川流域に住む住民70棟の家屋の床下、床上浸水を発生させた。
河内貯水池は治水目的で
造られたダムではないため放流機能がなく
雨が流れ込むと側壁から水が溢れ
板櫃川に流れ込むことになる。
それが被害をもたらすのだ。
1927年に完成した河内貯水池は、
約700万立方メートルの水を貯水する。
八幡製鉄はこの水を今でも使用しているのだろうか?
八幡東区の大蔵に行くと、
行政が立てた看板表記は「板櫃川」。
それに対して
「大蔵川と金山川が 合致した先が板櫃川で、ここの川は大蔵川」と主張する、
地元住民が立てたと思われる看板がある。
知らないことがありすぎると実感した。