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癌その37〜手術当日2〜

2020.03.06 11:38

前回〜手術当日1〜の続き…


手術も終わり徐々に意識が戻ってくるわけですが…。


意識を戻すのって結局声をかけるんだよね。

名前を呼んで起こすっていうね。


自分も確かに呼ばれた記憶はあって。

でね、ぼんやりした意識の中でも、

なんとなく周囲の会話が聞こえてきて…。


「まだ痛がってるな…。これでも駄目か」

とか、

「もっと早く来てくれないと。もう30分もこの状態なんだから」とか…。


先の言葉は俺が無意識下で結構痛がってる。

後の言葉は看護士さんが俺の事をなかなか迎えに来れなかった。

そういうことかなと。


とうぜん他にも何か話してるだろうけど、

この2つはハッキリと覚えてるな。


結局病棟に戻ったのは16:00頃。

予定の2時間押しくらいだね。

手術自体も長引いたってことか。


出血もほとんど無く、

行程としては予定どおりだったそうな。


この時点ではまだ意識朦朧。

痛みの感覚もほぼ無し。

姉貴の呼びかけにはうっすらと笑っていたそうな…。

気持ち悪いな、我ながら…。


こっから先の時間経過がすごく曖昧なんだよね。

付き添いが居れなくなった時点で、20︰30過ぎたんだろうなって感じで。


傷口が痛いのに床ずれを防ぐために無理やり寝返りうたされたり。

熱くて脇の下に氷枕?入れてもらったり。


その辺りはすべて20:30前の出来事だったぽい。


寝返りは痛かったなぁ。

だってお腹ねじるわけじゃん!

横向きキープするためにお腹に力入れるわけじゃん!

俺ね、腸を切ってんのよ!

もう床ずれなんてどうでも良いから、

仰向けに戻してって叫びたかった。

いや、叫ぶ力は無かったけど(笑)。


えーと、長くなりましたね。

ただですね、

本当の苦しみはここからなんです…。


それはまた次回で。