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趣味の延長線上にある演劇。

2020.03.07 09:31

我々劇団TESTSはあくまで社会人劇団です。


言われれば「趣味」で演劇やると言っても過言ではありません。

もちろん、プロを志す演者の方には申し訳ないのですが、演(や)るからにはプロに肩を並べられる程のお芝居が出来たらそれに越したことはありませんが、贅沢なことは言ってられませんね。



わたくし、会った事のある人なら知っているかと思いますが、バイクに乗ります。


もちろん、職業ライダーではありません。

ただの「趣味」です。

が、ただの趣味というバイクも誰でも簡単に乗り、それを続けていくのも簡単な事ではありません。


仮にバイクの場合ですが、

「あー、バイク良いなぁ、カッコいいし、乗りたいなぁ、ツーリングして色んなところに行ってみたいや。」

なんてのは簡単に考える事が出来る訳です。


がしかし、バイクを所有し乗っている方ならばわかるとおもいますが、いざ、なにも無いところから「乗り始める」のも容易では無いと言うことです。

お金を貯め、まずはライセンス(免許)を取り、欲しいバイクの為にまたお金を貯め、またはローンをして高額のバイクを手に入れ、ようやく乗り出せる。

が、一度公道に出れば違反や事故や(マシン)トラブルと隣り合わせで、また保険にや車検、税金にお金がかかる。


と言った具合に、色々な責任と、負担と向き合って尚、「乗り続けたい」と思わないと、またその気持ちを強く持っていないと、バイクに乗るという「非日常的価値観」は手に入らないのです。


演劇にも同じことが言えます。

演(や)りたいだけではなかなか叶わないのです。

それでも仲間内にはよく言います。


「なぁに、バイクは下手すると死んじゃうけど、演劇は命は取られないから。」


皆苦笑するが、冗談では無いのですよ。


いい大人がやりたい事に簡単にくじけるバイクに乗りたいという欲求に対して演劇への欲求はどうなのか?

劇団で出会う人出会う人をみて、そんなことを考えてます。^_^