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共感覚に思うこと。

2020.03.07 23:00

色から匂いを感じる体験を目の当たりにして。


東京・茨城を中心に全国で活動中。

感覚と感情と思考をつなぐセラピスト

innochi眼鏡目育士のきたみさちです。


共感覚、関わることのない特殊能力だと思っていたけれど認識が変わりました。



昨日の記事で書いた、色から匂いを感じる知覚現象は、おそらく共感覚ではないかと考えています。


共感覚(きょうかんかく、シナスタジア、synesthesia, synæsthesia)は、ある刺激に対して通常の感覚だけでなく異なる種類の感覚をも生じさせる一部の人にみられる特殊な知覚現象をいう。
 例えば、共感覚を持つ人は文字に色を感じたり、音に色を感じたり、形に味を感じたりする。
英語名 synesthesia は、ギリシア語で共同を意味する接頭辞 syn- と感覚を意味する aesthesis から名づけられた。感性間知覚。
出典:Wikipedia

〈共感覚の特徴〉

特定の条件下においてのみ感じるものではないということですから、オレンジレンズの時だけ匂いを感じるのは厳密には共感覚に当てはまらないようですが、概念としては刺激に対して複数の感覚が起こる知覚現象を指すと捉えて良いと思います。


〜以下引用〜


脳は視覚情報や聴覚情報などを、それぞれ別の領域で処理していますが、共感覚の人はこの領域同士の結びつきが強い傾向にあることがわかりました。


この結びつきの強さの理由には、複数の仮説が考えられています。


ヒトは様々な情報を脳の別々の領域で処理していますが、最終的には処理した情報を集めなければいけません。


たとえば、「りんご」であれば「赤い球体」という視覚情報と「甘くておいしいもの」という味覚情報を合わせて記憶する必要があります。


もし、この情報が統合されていないと、りんごを見たときにも、視覚情報から食べられるのかどうかを判断できず、毎回一口食べてから過去の経験に照らし合わせて食べられると判断することになります。


ヒトの脳は、多様な情報を処理するために各領域でそれぞれの情報を処理するように発達していきます。


しかし、各領域の分化が進み過ぎると情報を統合することができなくなるため、領域同士の結びつきをちょうどよくしなければいけません。


共感覚の人は、そうでない人に比べてこの領域同士の結びつきが強いです。


共感覚のメカニズムについてはいまだに解明されていないことも多いですが、いくつかの仮説が提唱されています。


1つ目の仮説は、それぞれの領域を結ぶ配線の数が多いために、結びつきが強くなっているという考え方です。

新生児は、脳の領域同士の結びつきが過剰な状態で生まれてきます。

多くの人は、過剰な結びつきを減らしますが、共感覚の人は過剰な結びつきを減らしきれていないのではないかと考えられています。


2つ目の仮説は、それぞれの領域を結ぶ配線の数に違いはないが、本来かかるはずの抑制がかかっていないために共感覚が起こるという考え方です。

私たちは、脳の領域同士の配線を持ってはいますが、それをオンオフに無意識のうちに切り換えているという考えに基づいています。


3つ目の仮説は、一度ついた結びつきがなかなか元に戻らないという考え方です。

可塑性とは、一度変化したものの元に戻りやすさのことです。

脳の領域の結びつきは、同時に活発になったときに強くなります。

そのため「赤色で書かれた2」を見ると、2に対してなんとなく赤のイメージがつきます。

しかし、多くの人はその後にさまざまな色のついた2を見たとしても、なにか1つの色に対して強いイメージが残ることはありません。

可塑性が少なく、ある特定の結びつきが残ってしまった結果、共感覚になる可能性があります。


〜引用終わり〜

(出典:LITALICO発達なび)


共感覚の持ち主は、何らかの理由により脳の各領域の結びつきが強いことがわかります。

不定型な感覚統合ですね。

どうやら発達特性といえそうです。


今日は出典ばかりでなんだかなあ。

でも書きたいことに必要な情報なんです。


ようやく本題。

わたしは下の記事で書いた通り、クライアントの感覚を自分の脳内スクリーンに映すように受けとっています。



これ、どうやら共感覚のひとつみたい。


ミラーニューロンが強く反応しているのかなあ、とまでは推測していましたが、やっとすっきりする説に辿り着きました。

ミラータッチ共感覚というらしいです。


ほとんどの共感覚が自己完結型なのに対し、ミラータッチ共感覚は、他者が触っているのに自分自身が触っているように感じたり、他者が触られているのに自分自身が触られているように感じたりと他者が介在します。


ミラータッチと呼ぶには相応しくありませんが、他者を介さずに対象者の身体部位を目視しただけで、その部位に実際に触れたのと同じ触覚が生じるケースもあります。


この3つ、わたし全部当てはまるんです。



五反田整体院に在籍中、院長の施術を見学するのが好きでした。


院長が患者さんの身体をみるルート、院長自身の手の感覚、患者さんが触れられている感覚を同時に感じることが出来て楽しかったから。


イノチグラス製作のカラー測定でも、クライアントさんの身体感覚を受けとっています。


整体セッションを始める前にも、ざっと目視でスキャンします。


視覚と触覚の共感覚。


自分の感覚が一体何なのか、ようやく知ることが出来て気が楽になりました。

そっか。こういうことだったんだ。


思いがけず辿り着いてドキドキした後に脱力感。

複雑だけどよかった、かな。


見るだけではなく目を通して感じている、わたしの感覚。

おそらくですが、他の感覚も繋げば繋がると思います。

味覚が一番早そう。

やらないですけどね。



共感覚からの感覚統合ネタ、もいっちょいくかも。


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きたみー。