針葉樹和精油を使ったワークショップ
初めて「和精油」にターゲットを絞ったワークショップを実施しました。やはり香りへの安定的好感度!サイプレスとかシダーとかブラックスプルースとかファーとか呼ばれるより、スギ・ヒノキ・マツ・モミとかの方が親近感湧きますもんね。
精油は針葉樹にかぎらず、木部(幹)から、葉から、のように、部位が異なると採れる精油の香りも異なります。だいたいにおいて、幹から採れる精油は重々しくって甘みもあって深い森の香りが、葉から採れる精油はシャープですっきりな印象です。気分転換には葉から採れる精油が適しているし、もし深い眠りや安心がほしいなら幹から採れる方を私は選びます。
そして香りが異なるということは、それぞれの精油に含まれている芳香分子が異なる証拠ですので、何らかの作用を期待する場合は、その作用を引き出してくれる芳香成分が多い精油を選ぶ必要があります。
日本人は針葉樹が豊富にある国土に住んでいることもあって、先に挙げたスギ・ヒノキ・マツ・モミなどをしっかり区別していますが、国や地域によっては針葉樹はみなひっくるめて「〇〇〇」と呼ぶって感じでアバウトなこともあります。例えば、昆虫に詳しくない一般的アメリカ人にとってセミはみんなシケイダーで、バッタはみなグラスホッパーみたいな感じかな。そのため、針葉樹精油を勉強していると、科名とカタカナでついている名前と和名がぐちゃぐちゃになってきます。ヒノキ科のサイプレスはイトスギ、マツ科のシダーはヒマラヤスギとか。「あれ、和名の方が変なの?」・・・根本的には学名と科名が分かっていれば、成分も調べられるので大丈夫! ちなみに、トドマツ(Abies sachalinensis)は、マツ科モミ属でマツ属じゃないとか・・・トドマツの話は改めて。
<3月実施中のワークショップ>
◎「針葉樹和精油でつくるアロマスプレー」お好きな日時でリクエスト承ります。
◎「消毒用エタノールでつくる手ェピカピカジェル」お好きな日時でリクエスト承ります。
その他の予約承り中のレッスンについては、教室カレンダーをご覧ください。