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9-GATE Motor cycle maintenance/modefy

RD400 ゆっくりレストア 歯医者さんの気持ち

2020.03.14 00:55

キャリパーの塗装完了。

ピストンを組んでキャリパーをアセンブリにします。

塗装する前に清掃していますが、もう一度シールが入る部分の凹部をピックなどを用いて

固体化してしまったフルードや、ゴミが無いかを確認します。

もちろん有ればゴリゴリとゴミを取り除きます。

歯石でも取ってる気分。(やったことないけどw)

キャリパーの凹部にゴミが残ったままだと、シールがそのゴミの上に乗る形で納まるため、

ピストンを必要以上にシールが圧迫します。これがピストンの動きの悪さになるわけです。

ちなみに、キャリパーピストンがブレーキマスターからの入力を開放したときに、戻る仕組みは

パスカルの原理でもありますが、このキャリパーシールのゴムの”ヨレ”が元に戻る力も利用しております。

ちょっと判りにくいですね。

キャリパーシールは断面で見ると四角形なんですが、これがピストンが押し出てくる時に密着してるもんですから、よじれて断面が平行四辺形にわずかになるんです。

で、レバーを離すと、圧力が抜けるので、ゴムの復元力で四角形に戻ろうとする。

これがピストンを戻す力になります。

つまりここのシールがいくらキレイでも硬化してしまっていたら、オーバーホールが必須となるわけです。


純正でオーバーホールキットを買うと、モレ無く付いてくる組付けグリス。

これね、私いつも思うんですよ。

あれに似てるよね~って


あれってのはコレです。


入れ歯安定剤(笑)

色がねぇwwwww


昔うちのじいちゃんが、使っていたのを思い出す。

子供心におじいちゃんの歯は取り外し可能なんだ!すげえ!って変な感動をしたことを思い出します。


ま、そんな事を思いながら、一人怪しく思い出し笑いしながら作業完了。

諸々の作業を終えたら車体へ取り付けます。

まだ諸々が終わっていないので、とりあえずここまで。