オーディオのバッテリー駆動
4年ほど前から緊急用にバッテリーとインバーターを用意していました。
寒冷地の為、バッテリー充電器はバッテリー上がり用にそれ以前から持っていました。
主にコールマンのマルチパネルランタンとスマホの充電用です。
コールマンのマルチパネルランタンは一台としても4つに分割しても使用できます。
4人家族でそれぞれの部屋と茶の間で使用するには、ガスランタンですと台数も必要ですしボンベ代もかかります。
何時かはオーディオのバッテリー再生に挑戦したい思いはありましたが、とりあえずは安い矩形波のインバーターを購入していました。
ところがその安いインバーター、購入時には通電確認しましたが全然使っていないのに先日繋いでみると全く反応しませんでした。
現在はバッテリーもディープサイクルバッテリーではなく普通のカーバッテリー1台ですので、高額な大型インバーターでなくとも安心感のある電菱の正弦波インバーターを購入しました。
正弦波のインバーターが手に入ったのですから、当然オーディオで試聴してみなければなりません。
DENRYOのインバーターはクリップがついていませんでしたが、壊れたインバーターのクリップを外してはんだ付けしました。(写っていませんが)
あと、少し「ジ~ッ」っと音がしますので本格的に使用する際には、箱などに入れる必要があります。
ちなみに、
自宅は山間部ですが、上流にもうひとつ部落があり、その上流に2基の発電所があります。
その先は隣の市への峠道で頂上から下りきるまで民家はありません。
震災後住宅再建したのですが、トランス電柱から直にウチの庭の電柱に来ています。
同じ電柱の下流は3軒ほどです。
配電盤はオーディオを置いている寝室のすぐ下にあり、他を経由することなく真直ぐオーディオ用の壁コンセントに来ています。
電源の状態はかなり良いのではないかと思っています。
壁コンとバッテリーを、デジタル音源とアナログ音源で比較試聴しました。
デジタル音源もアナログ音源も、バッテリーに変えた時の音の印象は共通でした。
バッテリー駆動は
透明感が増す
鮮明になり音のエッジが立つ
繊細さが増す
低音が締まる
余計な響きが無くスッキリする
余計な響きと書きましたが、この響きが逆に艶やかさや柔らかさと感じさせますので、人によっては壁コンのほうが良いと感じるかもしれません。
ただ、バッテリーの鮮明な再生音に耳が馴染んでから壁コンの音に戻すと、音にむくみがあるように感じます。
タダでさえ私のケーブル類は、余計な響きとかダブつきといったものがほとんどないと思いますので、私のシステムでのバッテリー駆動はかなり鮮明だと思います。
楽器やボーカルまでの空気が浄化された感じで、ピアノの1音1音が真直ぐ飛んできます。
インバーターは350Wですが、アンプとアナログプレーヤを同時に使用しても問題ありませんでした。
私のアンプの消費電力は300Wでボリュームは9時から10時、アナログプレーヤーがたぶん10W以下だと思います。
ソーラー蓄電に備えて、建築時に外壁からオーディオルームまで空のコンセントが開通していますので、実行に移せる日が楽しみです。
その時には大型のディープサイクルバッテリー複数個と1000W以上のインバーターになると思います。