カラウパパ国立歴史公園
ハワイ州には人が住める島が8つ並んでいます。西から並べてみます。
・ニイハウ島(個人所有の島。一般人は立ち入り禁止)
・カウアイ島
・オアフ島(州都がある島。ワイキキはこの島にあります)
・モロカイ島
・ラナイ島
・カホラヴェ島(不発弾がたくさん眠っているので立ち入り禁止)
・マウイ島
・ハワイ島
飛行機が飛んでいるのに観光地になっていないのがモロカイ島です。
リゾートホテルが展開していたこともありましたが、
あんまり上手くいかなくて撤収してしまいました。
2016年現在、ホテルは一つだけ。そんな寂しい島ですけど、
カラウパパのことは知っておくべきだと思うので書いておきます。
ハワイがハワイ王国だったころ、ハンセン病が流行します。
ハンセン病は、日本では「らい病」と呼ばれたりしていた病気です。
松本清張の「砂の器」という推理小説も、この「ハンセン病」をとりあげています。
ハンセン病にかかると、神経細胞が冒されます。
痛さや熱さを感じなくなり、「膿んだり」「腫れたり」してしまいます。
ハンセン病は今でこそ治りますが、昔は治らない病気だと言われ、
しかも皮膚が腫れて溶けたようになるためか、怖がられていました。
その患者さんたちが送り込まれたのが、モロカイ島のカラウパパ。
目の前にあるのは1000mの壁という陸の孤島です。
そんな患者さんたちのためにカラウパパへ降りていったのが、
ベルギー出身のダミアン神父、ハワイ州庁舎の前にある銅像の人物です。
カラウパパへ降りていくツアーがあります。
崖っぷちを、馬とロバの子ども「ミュール」に乗って降りていきます。
はるか下に海を眺めながら、ミュールにまたがって道なき道を降りていくので、
高所恐怖症じゃなくてもドキドキものです。
1時間以上ミュールにまたがっているので、股間がくたびれます。
心も肉体もめっちゃ疲れますが、いやはや、なんというか、カラウパパ。