出口
おはようございます。
暮らし、味わう。
民藝と発酵をモノサシに
食を通して暮らしの豊かさを提案する
古民家セレクトショップ&カフェ テマヒマ
プロデューサー、バイヤーの太田 準です。
新型コロナウィルスについて初めてテマヒマ
ブログで書いたのはちょうど1か月前の感染の
回でしたが、その時とは随分状況が変わって
しまいました。その後折に触れて書いてるよ
うに、おそらく小学生ぐらいのお子様のいら
っしゃる主婦層を中心とした平日のランチの
ご予約のキャンセルも出ていて影響はテマヒ
マにも少なからず出ています。
安倍総理が国内のスポーツ•文化イベントを2
週間自粛するよう呼びかけてから2週間が経ち
ました。新型コロナウィルス対策を議論する
政府の専門家会議はそれを少なくとも3/19ま
で継続すべきという見解を公表しました。総
理の要請は10日程度だったと思うので少し長
いのかな?その延長した期限がきたらスパッ
と安全になる、安心出来るというものでも無
いでしょうからどんな基準をもっていつ収束
宣言のような発表をするのか、果たしてその
判断が出来るのかは難しいところですね。
政府が緊急事態宣言を出すことの出来る、新
型インフルエンザ特別措置法に、今回の新型
コロナウィルスも対象に追加する法改正が閣
議決定して国会を間も無く通過するようです
が、法的根拠のないとされる自粛要請でさえ
これだけ自粛ムードが漂い、規制が無くても
効力ある自己規制が生まれるのは国民性なの
でしょうか?この騒動がおさまった後、どさ
くさでやっぱり緊急事態条項はいるだろうと
といった感じで憲法改正の議論が進まないこ
とを願います。
新型コロナウィルスそのものへの不安以外に
それに伴う自粛ムードや不景気、経済の混乱
なども含めた全ての事態がいつ収束するのか
という出口が見えない不安もあるように思い
ます。ある程度短期の話なのか長期戦を覚悟
する必要があるのか。
母や祖母が亡くなる前に闘病生活というか入
院生活がある期間あって、もちろん日に日に
死へと近づいていくことを感じる悲しさ辛さ
があるのですが、それとは別にその期間が長
くなっていくにつれ看守る周囲もそれがどの
くらい続くか分からない別の辛さが生まれる
ように思います。母が亡くなった後、当時通
ってた美容院の美容師さんから「大切な時間
を過ごせましたね」と言われて泣きそうにな
ったのをふと思い出しました。
3月11日。東日本大震災から9年。新型コロナ
ウィルスの影響で追悼式典は中止になりまし
たが風化させてはならない日。どうなったら
復興と言えるのか?復興までどれぐらいの期
間がかかるのか?きっと当時全く見えなかっ
たでしょうし、今もそうかもしれません。
震災とウィルスと。全く違う事柄なのですが
どこか共通するものがあるように思えてなり
ません。僕自身は現政権を支持してるわけで
は無く批判的てはありますが、振り返って政
府の対応を文句を言ったり議論したり、あげ
足をとったりしてるマスコミや野党、過度に
悲観的なシナリオを語る有識者?知識人?を
見るともちろん批判的姿勢は重要ですが、そ
れさえもムード=景気を悪くしてる一因にも
思え、今はまずは前を向くこと。それに尽き
るように思います。事態は現実社会の中刻々
と進み続けているので。テマヒマのような吹
けば飛ぶような小さな店で言えば、全国一斉
休校要請に対して恨み言を言っててもしょう
がなくこの厳しい状況下で何が出来るかを考
えるべきかと思います。見えない出口に向け
て前を向くこと。前に進まなければ出口には
たどり着かないので。
今日も11時オープンで皆様のお越しをお待ち
しております。ランチの11時半のお時間はご
予約も3組のみとお席に余裕がございます。
それでは、好いモノ、好いコト、好いトキを
テマヒマで。今日も好い一日を!