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🌸ブログで読む『ただいま大須商店街③‐後編‐』~OSU五番街計画~

2021.05.05 07:40



「私は…!
この大須商店街をぶっ潰します!」


大須のまねき猫が鎮座する
ふれあい広場で、そう豪語するのは・・
民自党議員・杉山大作(ベンガルさん)。


今の大須商店街の改革を推し進め…
やがて、久美子と大輔の前に
立ちはだかります。。





🌸前回のお話🌸




- ふれあい広場前 -



杉山議員「再開発して世界に冠たる町に…(見渡して)生まれ変わらせます!」


杉山議員の横では後援会の男性がニコニコ笑って頷き
その前では議員の秘書が
集まった人たちに忙しなくチラシを配っています。


杉山議員「経済特区に認定し
あらゆる規制をとっぱらって…
日本の!どこにもない町にするのです!」








杉山議員「ありがとうございます!」


大拍手の観衆を分け入り
優太たちが列の先頭で杉山議員を見つめます….。


杉山議員「これを国の事業として…!
皆さん!一緒に、この商店街を変えて行きましょう!!」







(お~!りゃ~!はっはぁ~!
はっはっはっはっはぁ~!)


末廣屋から…
まつだ屋へ戻ろうとする久美子。


大須観音通りに入る交差点に差し掛かったところで
優太を抱え上げ、振り回す外国人の声が聞こえました。


(お~りゃ~!(笑))








久美子「はっ… 優太っ!!」


血相変え、
途中、持っていた荷物も
放り投げ走る久美子っ。


久美子「ちょっとぉ~~っ!!」


外国人「おらおらおら~!!」


久美子「何してんのよぉぉ~!!」






外国人「おっ!痛~い!痛いっ!!」


久美子「離れなさいっ!!(バシッ!バシッ!)」


外国人「おおっ~!!痛いっ!!」


勢いに押され、よろけ、倒れ込む、外国人…


久美子「離れなさいっ!優太っ…!!」


外国人「痛いっ!」


優太「お母さん!止めて!(袖を掴み)」









久美子「…へっ!?」








🌮オスマンの店🌯



アリ「(優太に)美味しい?」


優太「うん😊」


ツーミン「😊」






久美子「…本当に、ごめんなさいっ!!」


オスマン「いや、もう…大丈夫っ🖐大丈夫~🖐
どうぞ!座って下さ~い🖐」


久美子「すいっませんっ!」


申し訳なさそうに
オスマンさんの横の席に腰を下ろした、久美子。


オスマン「はい😊🖐」


久美子「(´Д`)ハァ…」


オスマン「これ!ウチのケバブです!」








グルグルと回りながら
じっくりと焼かれていくケバブ。


オスマン「もし良かったら食べてみて下さ~い!」


久美子「あぁ~…」


オスマン「どぉ~ぞぉ~」


久美子「はぁ…(受け取って)

あっ…いただきます…」


オスマン「どぉ~ぞ!」


久美子「…(パクっ)」









久美子「うんっ…!うん!!
美味しい~っ!!!!」








オスマン「でしょぉ~!!」


久美子「う~ん♥」


オスマン「でしょぉ~!!!」








久美子「(´ー`*)ウンウン」


オスマン「良かったぁ~(´ー`*)」


久美子「(あらためて)日本は長いんですか?」


オスマン「日本はもう…
✌️20年になります!」


久美子「そんなに~?」


オスマン「(アリを指して)あの…
アリは…。大須生まれです…」


久美子「そぉ~…」








オスマン「最初は… 日本語にも…町の人にも…
なじめなくて…」


久美子「あぁ…(頷いて)」


オスマン「でも、あなたのお父さん!」


久美子「!?」


オスマン「正さん!!
本当に、助けてもらった~!!!」


久美子「…」


オスマン「それで、私~
正さんのまんじゅう~ 大好きっ!!」









オスマン「本~当に、美味し~いねっ!」




オスマンの言葉を…
反芻する久美子の顔が
少しだけ、雲った。






- まつだやにて -


久美子「ただいま戻りました~!」


ちゃぶ台にケバブの袋を置く、久美子。
その後ろで、慌てたようにランドセルを下ろす優太。


すぐに姿を見せた正さんは
真っ先に、優太とケバブの袋に目を落としました。


久美子「(気づいて)頂いたんです…」


正さん「オスマンの店に行って来たのか?」
 
2人を見つめる、優太。


久美子「優太の同級生がいて…
寄ったんです。(俯いて)」


正さん「(優太に)そうかぁ~?
友だち出来たかぁ~?」


優太「(間)…うん」









正さん「ケバブ…?美味かったか~?」


優太「うん…」


それ以上、言葉の出ない優太。


久美子「(察して)優太!
宿題、やっちゃいなさい!」


優太「…」


久美子「ご飯、作りますね…」


正さん「お前…」


久美子「…」


優太が居間から出て行く。


正さん「…酒…飲んできたのか?」


久美子「(俯いて)…大輔に一杯
付き合っただけです…」


正さん「自分は楽しく酒を飲んできて…。
子どもには…(勉強しろ!)か…?」


久美子「・・・」


正さん「そんなんで…
母親として…やって行けるのか…?」








久美子「…和菓子ばっかり作って来たお父さんに…
言われたくないわよっ!」


吐き捨てるようにそう言って
立ち去る、久美子…。


その後ろ姿を、正さんは、じっと見つめていました…。






🌸ロケ地情報🌸


🌮Mega Kebab(メガケバブ) 大須2号店
🚶‍♀️名古屋市中区大須2丁目16-22
☎052-251-8925
⏰【平日・祭日】10:30~19:30
    【土日】10:00~20:00
😴年中無休





大須観音様からは…
3本目の筋を1軒越えたところに。
大須本通りからは入ってすぐのところ…。


前にはテラス席があるから
お店自体は少し奥まった場所にあります。


何人ものトルコ(!?)人のスタッフさんが
皆んないつもニコニコ笑って
ケバブを焼いてくれています😊👌🏻







こちらはピタパンに🐔のケバブが挟んであるピタミディアム(500円/税抜き)。


🐮は600円(税抜き)。


久美子が食べていたロールタイプは
🐔🐮共に100円増しです🤗


特製タレで焼かれたケバブは
めっちゃジューシーでシャキシャキなキャベツと良く合います🥰


そして…
サウザンアイランド風の酸味のあるソースと
ピリッとした辛みが絶妙でヤミツキになるほど美味しかったぁ…(~ ̄▽ ̄)~
(今でも、その味ははっきりと蘇ります😌💭💕)