電磁波や静電気による生体電流の乱れが、不調のはじまりに!
人間の体は、およそ60兆個の細胞でできているといわれています。
一つひとつの細胞は、内側にマイナスの電気、外側にプラスの電気というように電位差をつくって電流を生じさせています。
これは「生体電流」と呼ばれており、100〜200マイクロアンペア程度のとても微弱な電流です。
この生体電流を使って、体はエネルギー源のATP(アデノシン三リン酸)の生成やタンパク質の合成を行なったり、脳の自律神経の活動、心臓の動きや呼吸、筋肉の働きや新陳代謝に至るまで、様々な生命活動を行っています。
また、生体電流は体中を巡って機能を調整する一種のエネルギー、東洋医学で「気」と言えるものであり、人間が生きていくうえで欠かすことのできない大切なものです。
自然治癒力にも電気は関係しています。
健康な人の場合、たとえ生体電流が乱れたとしても、正常な細胞から「損傷電流」と呼ばれる10〜30マイクロアンペア程度のプラスの電流が流れ込んで電位を正常な状態に戻してくれるため、細胞は元気になります。
生体電流が正常に流れている体は健康ですが、電磁波などなんらかの原因で電気的なバランスが崩れると、生体電流が乱れてしまいます。
東洋医学では「気血が乱れると百病が生じる」といわれていますが、「気」、つまり「生体電流」の乱れは、あらゆる病気の原因になってしまう可能性があります。
例えば、皮膚では、その表側と裏側につくられた電位差によって流れる一定の生体電流が情報交換を行い、皮膚のバリア機能を保つように働いています。
しかし、生体電流が乱れるとプラスの電気を引き寄せやすくなり、反対にマイナスの電気を取り込みにくくなってしまいます。
これにより、皮膚の電位差がなくなると、角質層はプラスの元気によって細胞と細胞が反発し、隙間ができやすくなることで皮膚の保湿機能やバリア機能が低下してしまうのです。
これがアトピー性皮膚炎の状態だといえるえしょう。
そのほか、プラスの電気が増えると、血液の中で酸素を運んでいる赤血球はくっついた塊のような状態になり、血流が末梢部分へ届きにくくなってしまい、高血圧や脳梗塞、心筋梗塞などの血流が関係する病気になるリスクが高まります。
さらに、体内のカルシウム代謝が早まることで、血液中のビタミンC消費量が増えてしまうというデメリットもあります。
このような状態になると、細胞内に老廃物が溜まり、細胞の活動が低下し、コリや痛みなどの不調や精神的なストレス、慢性疲労などを引き起こしやすくなります。
生体電流が乱れる原因には、ストレスや睡眠不足、食生活の乱れ、運動不足などさまざまですが、特にやっかいなのが電化製品から出る静電気や電磁波です。
静電気は摩擦により発生するもの。
人が金属に触れた触れたときに「バチッ」と放電するイメージだと思いますが、人間が呼吸をしても、心臓が鼓動しても、消化管を食べ物が通っても、日常的に体内で静電気は発生しています。
電磁波は静電気とは違って常に動き回り、特に電位が低い方へ移動する動電気です。
人間の体は電位が低いので、電化製品などに体の一部分でも触れていると、体は電気の負荷がかかり続けます。
そして、静電誘導現象により静電気も発生し、体内にプラスの電気を増幅させて影響を及ぼします。
長時間、電磁波の影響を受け続けていると、体内に静電気が溜まりやすくなってしまいます。
土の上を草履などで歩いていたような時代であれば、静電気が溜まっても自然に足から地面へと放電されていました。
しかし、家や街に電化製品が増え、靴を履くことで土に触れる機会が少ない現代社会ではアースされにくく、よりいっそう静電気を溜め込みやすくなっています。
体の弱っている部分や屈折している部分、くぼんだ部分、頸椎や顎関節のズレがある部分は、静電気が溜まりやすくなっています。
その静電気が脳、頭蓋骨や副鼻腔などの空洞の中、脊髄神経に過剰に溜まると、脳と皮膚との情報伝達が正しく伝わらなくなります。
また、曲げ伸ばしをするヒザ、土踏まずなどに静電気が溜まると、関節や筋肉に痛みが生じたり、曲げ伸ばしがしにくくなるケースもあります。
目の網膜やのどぼとけに静電気が溜まると、頭痛や肩こり、めまいなどの原因になります。
やがて生体電流の乱れは肺や心臓、消化器官にまで及び、ぜんそくや不整脈、アトピー性皮膚炎などに影響を及ぼし、症状を悪化させる引き金になっていきます。
静電気や電磁波は生体電流を乱す要因のひとつです。
結果として、自律神経のバランスを崩し、薬の効き目も悪くなります。
ですから、なんらかの不調を抱えている人は、特に生体電流を乱さないようにして、スムーズに流れるようにするための工夫が必要だと感じています。
カタカムナ・クスリ絵の学校京都校で主催している講座「電磁波の基本と最新対策法」では、生体電流の乱れを予防し、スムーズに流れるようにするための具体策をお伝えさせていただいています。
東洋医学の「気」に溢れた健康な生活を送るために、身の回りに溢れる電化製品から出る電磁波と上手に付き合っていくことは欠かせません。
せひ、一人でも多くの方に受講していただき、ご家族様のご健康のお役に立てれば嬉しく思います。
カタカムナ・クスリ絵の学校
京都校校長
森 雅之
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