映画の時間
2年生のグループ授業では英語・数学各教科とも年間カリキュラムが早々に終了してしまったため、最近では3年生の学習範囲に入るほか、映画鑑賞を行っています。
今週月曜日の2年生グループ授業に選んだ作品はアラジン。
昨年公開され、「青塗りのウィル・スミス氏」で話題になった実写版のほうです。
私は幼少期に母親にディズニー漬けにされた反動からか、大人になってからは同社の世界観がまるっきりダメになってしまった人なのですが、この実写版アラジンだけは、映画館にも2回足を運んでしまったほど好きな作品です。
ヒロイン・ジャスミンの人物設定が実に素晴らしいですね。
正直初めてスクリーンで彼女を観た時には、「すごくキレイな方だけど、アニメのジャスミンのイメージじゃないなぁ」と思ったんです。
アニメのジャスミンはもっと小悪魔的で幼くて。わがままな小娘というイメージで。
実写版のナオミ・スコットさんは「なんかいい子すぎる!」と感じてしまったんですね。
が、終盤"スピーチレス"を歌うシーンで「なるほどだからこの人が選ばれたのか!」とドキュン!がてん!
「女だから」という理由で男社会で理不尽に排除され、侮辱されてきた若い女性の叫び。
全米が泣いた。
いや、全世界の、はたらきマン達が泣いた。
そっちから攻めたか。ズルいよディズニーさん。
学校という戦場で過ごした数年間に女性性なるものをどこかに置き忘れてきてしまった私がフェミニズムを語る資格など1ミリもありませんが(そもそも何をもって女性性を証明するのかという世の中ですね)、そんな私ですら「あぁ、いいねいいね」と思ってしまうようなヒロイン像でした。
今ではナオミ・スコット=私の中のジャスミンという感じがします。
日本語の山ちゃんの声が好きなので今回生徒さん達には日本語吹き替え版で映画を楽しんでもらいましたが、いつか字幕スーパー版も観てもらいたいなと思っています。
「ジャム」のくだりの面白さなど、英語バージョンでないとわかりづらい部分もあるので。
機会がありましたら、アラジン以外にもスクールで鑑賞した映画の話題をブログにしたいと思います。
お楽しみに!
↓おまけ:実写版のジーニーさん