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別荘を建てる

2020.03.10 12:38

いずれ、住居にする予定で、別荘を建てた事例です。

別荘というのは、なかなか管理が難しいものです。

特に冬と夏の管理については十分検討が必要です。


お正月などに別荘で過ごせたら素敵です。

雪が降る地域の別荘では、別荘に夜着いて、それから水道の元栓を開ける作業は億劫です。

そうした億劫な作業があると、次第に別荘を利用しなくなってしまいます。

この地域では、外に水道の元栓を設置するのが一般的でした。

しかし、雪の中をほじくり返して元栓を開けると考えるととても面倒な作業になってしまいます。

この別荘では室内に元栓がついています。北海道は当たり前の設定が本州では意外となされていません。一般住宅なら元栓を開け閉めする作業がないので、問題ありませんが、雪が降る地域の別荘では凍結防止のために冬は元栓を閉めて、水抜きの作業が必要です。

冬に別荘にやってきて、車を止めるスペースが雪に埋もれていれば、除雪から始めなければなりません。

そこで、車を止めるスペースに屋根がかかっています。多少吹き込む雪もあるかもしれませんが、屋根のない状態に比べれば作業量はずっと少なくなります。


もう一つ、心配なのはカビの問題です。

別荘に来るたびに、入った途端カビ臭かったり、布団が黴臭いのはたまりません。

ここではできるだけ開放的なつくりにして、空気をこもらせないようにしています。

シンプルで開放的なことは、別荘の解放感にもつながります。


2階が吹き抜けています。

2階の棚の横に白いパイプが見えます。

薪ストーブで温まった空気はこのパイプで吸い込み、1階の床下に戻ります。

吹き抜けていても、1階が寒くなりません。

トイレの横にある白いパイプが2階の温かい空気を床下に送っています。

この空気の循環を別荘を使っていない間も、回し続けることで、空気が家を循環し、カビが入りづらいようにしています。

床下には炭が敷いてあり、調湿します。

この炭に触れた空気が循環して、カビを生えさせない、空気質を良くしています。

気の流れも良くなります。