2011.03.10(木) 東日本大震災の前日の、仙台出張中の朝の日記

↑ヤプログからの転載です。

当時の日記を読み返すと、3/9に大きな地震があり、3/10早朝も逃げ出そうと身体が動くほどの地震で目覚め、3/10夜〜3/11東日本大震災の朝は、大きな地震は無く、よく眠れたと書かれていました。

でも、僕の潜在意識は、何か計り知れないことを予感して、3/11当日の福島出張のアポイントを3/10夕方まで悩んだ末に全てキャンセルしています。中には半年がかりで何度もトライし、ようやく取り付けたアポイントも泣く泣くキャンセルしました。その電話をかけた時のお客様の言葉が今も耳に残っています。

お客様「今回を逃すとまた半年かかるかもしれませんよ。本当に宜しいんですか？理由を教えてください」

僕は、根拠とか無かったので、手前の都合で申し訳ありませんと丁寧に続けていたのですが、尋常じゃない感じが伝わってしまったらしく、プライベートなことでも良いから正直に話して頂けませんか？と仰ってくださったので、

初めてお会いする方に、お会いする前から申し上げる事ではないのですが、、、

私はとても臆病で、人とのコミュニケーションがうまく取れず、特に初めてお会いする前には緊張が止まらないので、前の日くらいから、お会いする方を勝手にイメージして楽しく朗らかに談笑している情景を念じているのですが、

今日のイメージでは、何度も伺っている貴社の建物はイメージできるものの、人の居る気配が感じられず、お客様との面談スペースが真っ暗で、暗室みたいな暗さなので、もしやお客様にとって私と出会うことが何かの引き金になってはいけない気がするんですって申し上げましたら、

お客様はしばらく黙っていましたが、

「予感かもしれませんね。私も午後休を取るようにします」と仰っていました。

(2020.03.11)