“アレ”を背景に使う「プチ・ワザ」
まずはともかくご覧ください。
キレイな桜を背景にした、「さくらもち」の写真です。
同じ商品で、次は、これ。
商品を変えて、こんなのは、どうでしょう。
それでは、タネあかし。
これが、撮影状況です。
おわかりしょうか? 実はテレビ画面に映し出した写真を背景としていたのです。
(すでにやっている方も少なくないかもしれません。)
テレビ画面に、できるだけ周囲のものが写り込まないように、黒い紙や布などを使って、余計な写り込みを防ぐことが必要になる場合もあるかもしれませんが、今回は、気になる写り込みは発生しなかったので、撮影台の位置や高さを調整するだけで、簡単に撮影できました。
このアイデアは、10年近く前からあったのですが、
デジタルカメラのホワイトバランスの性能とか、
テレビ自体の発色の問題と調整とか、
テレビの大きさとか、
それらを考えると、共有できる情報としては発信できずに、しまい込んでいました。
でも今は、大画面テレビが当たり前になっているし、色の問題も、ほぼ気にならないレベルになっているのではと思い、試してみた結果、ようやく日の目を見る日が来たのです。
実のところ、「photo-zemiショッピング」で販売開始した、「レフ板ホルダー」という商品のページを作るにあたって、その使い方の説明を考えていたときに、引き出しの奥にしまい込んでいたコレを思い出したのです。(この撮影で、撮影台として使っているのが、「レフ板ホルダー」なのです。)
実際にやってみたら、想像以上にうまくいったので、情報として発信することとしました。
写真を背景にできるメリットは、実際にその場所で撮影しなくてもいいことと、
画像加工ソフトでわざとボカした写真を使えば、コンパクトタイプのデジカメでも、一眼レフやミラーレスのような、背景をボカした写真が、簡単にできることです。
アイデア次第で、かなり応用できそうだと思いませんか?
実際の風景を背景にして撮るのとは当然違いますが、テレビに映し出した写真を背景にするという「プチ・ワザ」、予想以上に実用的かも。
ただし、背景に使う写真の著作権には、十分にご注意ください。
※今回、背景として使った写真は、カルチャー教室の受講生の方々の写真です。