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From baby to mam

本物とはなにか

2020.03.12 01:00

世界中でコロナウイルスが流行し、なんだか世間はネガティヴムードですね


こういう時だからこそ、普段触れない本物を求め始めると思います


今まで当たり前にあったものが手に入らない

今まで頼っていたことが回らなくなる


当たり前が当たり前でない時代


本物が消えていっている時代


縫製をしている私にとってとても大きな問題課題です


私がいつも思うことはとても単純です


ものを作る意味を考えること


私は縫製をするときにその人のことを一番に思い考え心から楽しんでいる

その人を形づくる一部をとても勉強させられています


反対に私は縫製、デザイン、生地についてなどを話します


ものを作るということはお互いの会話や意思疎通で出来上がり良いものとなっていきます


必ず背景には人がいるんです


価格で物を考える人がいます


高いもの=耐久性がある

など


ものは扱い方次第です

とても毛玉ができる靴下でも毛玉取りをしてブラシをかけてアイロンをかければ見違えるようになるし、反対にシルクなど繊細な生地を雑に扱えばその扱いが素直に出ます


ブランドネームや価格だけを見て物を選ぶというのはナンセンスな時代です


私が一番嫌気がさすのはファッションをしないといいながら服を作る人


なぜなら私こそファッションに苦手意識があったから


きちんとファッションを勉強するということはただただ、流行を追うだけでないしスタイルを形成する過程としても必要でその時代の意味を感じる


その時代を生きたデザイナーに対価を支払うべきだと思うし、シンプルにファッションしないなんてダサい


ダサい服はみんな着たくない


勉強不足な以前の自分を見ているようで嫌気がさすんです


こんなことを言っている私もまだまだ進化の途中です


毎日、本物を見つめてただただ精進するばかりです