ピサの斜塔-【Italy Pisa】
イタリアの旅では、ピサの斜塔に登ることができた。
外観をみるだけだと思っていたので、登れると聞き、登ってみることにした。
ピサの斜塔は着工当時から地盤の影響で傾きが始まったとされ、ガリレオガリレイによる落下実験が行われたとの伝説(あくまでも伝説で事実ではないらしい)もある。周辺の建造物と世界遺産のひとつに登録されている。
少し離れたところでバスを降ろされ、広場の入り口まで歩いた。
ここで、コンダクターがくぎを刺す。
「この辺りには物乞い(ジプシー)がたくさんいて、観光客の列に紛れ込んでスリをするから注意してください。その人たちは、スリを生業として生活しているほど、本当に手ごわいです。」
イタリアは、行くところ行くところで気を抜けない。
私たちは文字通り団子になって歩いた。
ゲートを抜けると広い芝生が。なぜかみんなそこに集まっている。
不思議に思い、少し視線をずらすと、芝生の先には、ピサの斜塔が!
感動も束の間、よくよくみると、みんな、ピサの斜塔を使った有名なトリック写真を撮ろうと躍起になっていた。
ピサの斜塔を支えたり、息で倒そうとしたり・・・
私たちも当然トライ。
なかなかうまくいかなかったが、楽しい思い出。
そして、ピサの斜塔へ。
思ったより傾いていて、不思議な感覚だった。
他の建築が傾いていないので、なおさら変な感じ。
ピサの斜塔へ上るためにはチケットが必要で、登るのは時間で区切られている。
1度に登る人数を制限しているようだった。
大理石のらせんの階段を上る。狭い階段でくるくると上へ。塔の半径が小さいことと、傾きのせいで平衡感覚がくるって少しフラフラ…
頂上でも、傾いた感覚は同じ。マジックハウスにいるようで、少し足元がおぼつかない。フェンスの策につかまって歩いた。
頂上からの景色は絶景。
塔を見つけたらできるだけ上るようにしているが、ピサの斜塔は、景色だけではなく、ちょっと違う、ふわふわ・フラフラは感覚を体験できて、興味深かった。