Vladimir Horowitz
2020.03.13 13:58
BEETHOVEN SONATAS Moonlight, Appasionata, Pathétique
キーシンのピアノソナタを聴くとこの人の演奏を聴きたいと言う願望に囚われます。
ガンガンとピアノを叩きつける印象のホロヴィッツですが月光ソナタを聴くと、そう言う失礼なことを言ってはいけないって反省させられます。
ホロヴィッツを知ったのは高校生の頃で、親から離れて仙台で下宿していた頃でした。高校の同期生でテナーとして歌っていた友人がホロヴィッツのピアノがいかに素晴らしいか、放課後にとうとうと説明してくれたのでした。
それが縁でホロヴィッツのLPを買い求め、彼の説明に納得できるか何回も何回もLPを再生しました。それで、音の立ち上がりの違いとか、スタインウェイの鳴らし方とかいろいろな部分を照らし合わせて納得したのでした。彼には感謝のみ。
ピアノの楽器としての完璧さはTannoyでは得られなかった。親友が勧めてくれたJBLにしてから弦楽器もいいけれど、ピアノって別世界だよねって理解することができたのです。
JBLに変更して以来、大好きなピアニストがどんどん増えています。
ピアノはスタインウェイ、ベーゼンドルファーだけではないぞっていう奥深いお話もあるんです。
今晩、同じ月光ソナタをキーシン、バックハウスそしてホロヴィッツと聴くことができていい気持ちでぐっすり眠れます。