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Tak's Ownd

Quadraphonic Surround Sound

2020.03.14 08:07

高校受験で公立校に受かったらステレオを買ってやる。で、受験勉強に奮闘し合格。ご褒美で買っていただいたのが4チャンネルステレオ。

でも、4チャンネルで録音されたLPレコードがほとんど販売されてなくてあちこちレコード店を回ったものでした。

さらに4チャンネルとはいえ、会社により採用する方式が異なっていたんですね。

ビクター:CD-4方式

ソニー :SQ方式

他社  :マトリックス方式

元々2チャンネルしかないレコードの音溝に背後の2チャンネルをどう組み込むかで各社バラバラの対応をしたため最終的に上記の3方式になったと言う経緯はよく覚えています。

で、当時のCBSソニーから発売されたブレーズ、NYフィルのバルトークはオーケストラを楽器群ごとに指揮台の周りに分割して配置(写真参照)、8本のマイクロフォンで録音し、SQ方式の4チャンネルLPとして発売。見てわかりやすいジャケットで思わず購入。この斬新なデザインに妙に感心したことも覚えております。4チャンネルも初体験ならバルトークの傑作の一つ、Concerto For Orchestra もお初にお目にと言うかお耳にかかりました。

聴いてみて、4チャンネルのサラウンドより、バルトークの音楽世界にグイグイ引き込まれました。ブレーズのクールな音楽解釈のおかげかもしれませんが今ではバルトークはブレーズ に限る。なんてことに相成りました。

今回再購入したSACD盤にはもう一曲、The Miraculous Mandarinも入っていて好きな二曲を同時に得ることになりました。