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受講生作品「桜」

2020.03.15 02:38

「ちいきカルチャー四街道教室」の受講生さんから、春らしい写真が届きました。

最近メキメキと力をつけてきている生徒さんの作品です。

ここで、ちょっとだけ「photo-zemi(フォトゼミ)」的、添削。

全体をかなり明るめにして、ほんの少しだけボカしてみました。

もとの写真は、とても鮮明に撮れているんですが、それゆえに、なんとなく“硬い”印象に見えたので、本当にほんの少しですが、ボカしてみたのです。

全体的に、ふわっとした、柔らかな印象に変わっていると思います。


そして、花の写真は、明るめの方が好印象になると考えています。

もちろん、花の種類にもよるでしょうけれど、もっと思い切って明るくしてもいいのではないかと思います。


写真に、正しさやわかりやすさを求めるよりも、写真を見るヒトが、そこに写っている被写体に期待するイメージを考えて撮影したり、加工することで、楽しめる写真、喜んでもらえる写真、あるいは、褒めてもらえる写真への近道になることは少なくないのではないでしょうか。

千葉県らしい、菜の花の写真。これもちょっとだけ手を加えてみます。

桜の写真と同様に、もっと明るくして、写真全体に黄色を被せています。

以前、教室でも「桜」を例に解説したことがありますが、「黄色」を写真全体に被せて、菜の花の写真に期待されるであろうイメージを強調してみました。


写真に色を被せる方法についての記事はコチラ

>>【桜の写真をもっと、“ほんのりさくら色”に染めてしまう「プチ・ワザ」】


がらっと雰囲気が変わって、次の写真。

これに、photo-zemi的加工を加えてみると。

「シャープ」を強めてくっきりとさせて、「コントラスト」を高くしてメリハリを持たせてみました。

水面への写り込みも、よりはっきりとしています。


夜景の写真は、花とは違って、シャープさやメリハリを強調した方が、多くの人が頭の中で想像するイメージに近づくかなと思います。


素敵に撮れている写真に、あえて手を加えさせていただきましたが、どちらが“正解”ということはありません。

プロとは違うので、ご自身が楽しむこと、ご自身の好みが最優先です。


また、加工そのものを“否”と考える方もいるかもしれませんが、デジタル写真ならではの楽しみ方だと思います。

「楽しいのがイチバン!」が、photo-zemiの答えです。


それにしても、教室の再開が待ち遠しい。