観葉植物で室内の汚染物質を除去するにはどの程度の数を置けばいいのか
気に記事がありましたので↓是非
屋内で増加している汚染物質は以下の通り。
・一酸化炭素、粒子状物質、たばこの煙などの燃焼副産物
・ラドン、ペットのふけ、カビなどの自然発生する物質
・カビなどの生物系の汚染物質
・農薬、鉛、アスベスト
・一部の空気清浄機から発生するオゾン
・さまざまな製品および材料から出るさまざまな揮発性有機化合物
さらに、室内空気質の悪化が及ぼす影響としてEPAは以下の3つを挙げています。
・目、鼻、喉の刺激
・頭痛、めまい、疲労
・呼吸器疾患、心臓病、がん
また、室内の汚染物質として挙げられているラドンや粒子状物質、一酸化炭素、レジオネラ属菌などは、人体にどのように悪影響を及ぼすかが実証されています。例えば、ラドンは発がん性物質であり、肺がんの2番目に主要な原因として知られています。
また、空調や暖房システムのメンテナンスが不十分な場合に出るレジオネラ属菌は、肺炎の一種であるレジオネラ症を引き起こすことがあります。
https://www.nature.com/articles/s41370-019-0175-9
このような室内空気質の悪化を防ぐために、部屋の中に観葉植物を配置しているという人も多くいます。室内空気質を改善するために観葉植物を配置することは、1989年にNASAのClean Air Studyの一環として、研究者のBill Wolverton氏が公開したレポートの中でも推奨されました。
https://massivesci.com/articles/houseplants-air-pollution-quality-vocs-indoors-nasa-study/
研究チームは屋内に配置された観葉植物の空気清浄化効果をより正確に測定するために、過去12件の研究から196件分の実験データを集めて分析しています。研究チームは植物の空気清浄化能力「クリーンエアデリバリーレート(CADR)」を、1立方メートルあたりの空気から1時間に除去できる汚染物質量から算出したところ、植物から得られるCADR値は高くても1%未満であることが明らかになりました。つまり、観葉植物でVOCを除去しようとすると、単純計算で1平方メートルあたり10~1000個もの植物を詰め込む必要があるというわけで、観葉植物で室内のVOCを除去するのは現実的ではないことが示されています。
大きさにもよるんだろーけど
vocに1番よい植物を次回の記事にアップします。