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BUNGOgym【歪み】PartⅡ

2020.03.20 09:28

「BUNGO式トレーニング 【歪み】PartⅠ「歪み」の定義(連動性)で身体の「歪み」の定義について正しくご理解頂けたでしょうか?


いつの頃からか「歪み」=関節・筋肉のズレ・正しい位置にないというような解釈になってしまいました。


東洋医学や日本古来の整体では気の流れというものを大切にしています。

気(気=血)の流れが滞る事により病気であったり身体の不調をきたすと考えられているためです。滞る要因はいくつもありその中の一つが身体の歪みでした。


気の流れが止まった状態を「滞り」「歪み」という言葉で表していたのが、認識の違いにより関節・筋肉のズレというように皆さんの頭の中に擦り込まれてしまったのだと思います。


治療家の先生達が患者さんや生徒さん達に身体の「歪み」という言葉の正しい定義を伝えないまま多用してしまっていた結果、今では一般の方から治療家の方まで「歪み」=関節・筋肉のズレという認識で広まり常識として定着したのだと思います。



「身体力」


動く構造物としての「連動性」についてもう少し詳しくお話します。


これより

良い身体、悪い身体、歪んだ身体、強い身体、弱い身体などの身体の状態を総称して「身体力」


筋肉、関節、軟骨、靭帯、腱、血管などの一つひとつのパーツを総称して「個」

 として話させて頂きます。


「身体力」を構成しているのは様々な要素が考えられますが、中でも重要なのが「連動性」という視点から身体をみていくことです。それぞれが持つ役割や働きを交換したり、補う、助け合う事で「身体力」を駆使して身体の姿勢や動きを作っているのです。



「連動性」をチームスポーツと照らし合わせて考えてみましょう。


強いチーム・良いチームと聞くと、皆さんはどのようなチームをイメージしますか?

「強い選手が多い」

「メンバー同士仲が良い」

「コミュニケーションが上手く取れている」

「連携がスムーズ」

etc...


このようなイメージを思い浮かべると思います。つまり、個々が強いのはもちろんですが、組織力や連携面が整ったチームが強いチーム、良いチームといえます。


強いチームでは個人が強いのは勿論ですが、必ず個の役割、得意なプレー、不得意なプレー、強さ、弱さがあります。それを補ったり、助けあったりを連携や組織力で補ないあえるのがチームだと思っています。これは仕事、トレーニング、身体など様々な事に共通していえる事です。


良い身体を語る上で「個の役割、働き」「歪み」「連動性」などの正しい解釈や理解は欠かせません。


この歪みに対しての共通認識がないままに「歪み」という言葉を多用すると、最も重要な「個の役割や働き」が軽視された身体作り造りになってしまいます。



正しい身体を構成しているのは

組織力×(個の役割+働き)=身体力です。

一つ一つの役割や働きを考えて、その能力をいかに取り戻し成長させる事がいかに大事な事かお分かりいただけたかと思います。


身体は、お互いの弱みを補完する関係と言うことができますが、お互いの強みを引き出し相乗効果を生みだすものだと言うこともできるわけです。


良い身体、強い身体のベースは個の役割や働きにあります。その上で個と個を連携させ身体力を高めてもらいたいと考えています。


単に弱みを補うだけの身体ではなく、強みを最大化させれる身体へ変えていきたいものです。


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