コロナウイルス 入国制限・国内対策
先日のテレビ中継での会見から2日後の昨夜、
再び中継で新型コロナウイルスに関する演説が行われました。
前回発表された内容の詳細、いくつかのアップデート、
経済救済に関することなどについて言及されました。
入国制限はより厳しくなります。
キプロスに入国する場合、出国先の医療機関にて
4日以内に発行されたコロナウイルス陰性の診断書が必要となり、
その上で、政府指定の施設で14日間の隔離措置が行われます。
(3月16日(月)午後6時から4月30日(木)まで)
在キプロス 日本大使館のホームページに詳しい情報が日本語で更新されています。
https://www.cy.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00013.html
入国制限は、政府発表の翌日から始まるなど、
公表されていた予定よりも早い時期に2回目の演説が行われ、
他の欧州各国と足並みを揃える形の果断な対応が見られます。
生活必需品を扱う店以外の全ての店舗の休業、(デリバリー配送は除く)
公共施設、博物館やテーマパークも16日午後6時から4週間、完全閉鎖されます。
民間企業はリモートワークが推奨されています。
勤務不可の労働者に対する上限700ユーロの生活支援など
GDP3%に相当する7億ユーロの特別予算の割り当て、 消費税減税、
アルコール消毒類の販売価格の上限も指定されることになります。
また、正教会(Orthodox)の大司祭からは、4月10日までの約3週間は
教会へ訪れないよう呼びかけがなされました。
キプロスでのコロナウイルス感染状況は、3月15日(日)時点で
感染者数がキプロス全域で39人(北側地域6人を含む)となりました。
感染による死亡者はまだ出ていません。
外を歩いていると、マスク姿の人々も見かけるようになりました。
大型スーパーはクリスマスやイースター前のような客数で、
いつもより多めに買い物している様子です。
私といえば、子どもが生まれてからというもの
ほぼ家にいる生活が続いているので、
生活の制限に対する変化をあまり感じないかもしれません。
幸いにもこれから晴天が続くであろうキプロス。
不便なことは出てくるかもしれませんが、
散歩をしたり日光浴を存分に楽しみたいと思います。
参考
”Coronavirus: Full text of President Anastasiades’ speech on new measures” by in-cyprus
https://in-cyprus.com/coronavirus-full-text-of-president-anastasiades-speech-on-new-measures/
政府公式発表
https://www.pio.gov.cy/en/press-releases-article.html?id=12670#flat
キプロス政府ウェブサイト(英語)