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あさうみ洋一郎 -芦屋みらい-

JR芦屋駅の再開発事業 見直し

2020.03.16 13:24

本日、予算特別委員会がありました。

概ね予算については可決される見通しですが、都市再開発事業特別会計については議会の方から「待った」がかかりました。

その理由は地価や人件費の高騰や工期延長によって再開発事業費が大きく膨らんでいることより、今一度事業の見直しを求めるためで、今年度の都市再開発事業特別会計予算については13億円弱を見込んでいたものを1億2300万円とするよう求めました。

一応事務費等で事業の見直しの間も行政が動ける幅を残しているものですが、行政からはJRの駅舎改修は再開発に起因して行うと協定していることと新年度の国庫補助金をすでに要請し国には補助の準備をしてもらっているところと説明がありました。つまりここで事業を大幅にSTOPしてしまうとJRや国に迷惑をかけることとなり、今後の再開発事業で支障をきたす恐れがあるということと読み取れます。(損害賠償や補助金NGなど?)


維新会派としては予算の見直し(再開発STOP)に賛成しました。

理由は今回の予算委員会で何度か行政にこの再開発事業の採算性についてのデータを求めたがそれが不明瞭だったため賛成しました。

しかし、再開発自体を否定するものではありません。むしろ今芦屋の財政状況が芳しくないところ、ここで投資的事業をする必要は大いにあると考えています。お金を稼がないと今後公共施設の改修や福祉費でどんどん予算が削られてジリ貧状態になってしまいますから、早いうちにお金を稼げる手段を残していかなければいけません。

しかし、この施設のランニングコストを問うてもはっきりせず、利益もはっきり見えてこない状況でこの再開発はリスクの高い事業にも見えます。


今月末には宮塚町住宅に駐車場やガーデンができるなど、より人を集める環境作りをしております。宮塚町-芦屋川-JR芦屋駅周辺を一体としたまちづくりを図れば、一層広い範囲でブランドが確立し芦屋の現状打破につながるかもしれません。それを踏まえると、駅前再開発は駅前だけでなくもっと広い地域に経済効果が波及して財政を助ける、ということも考えられます。そんな要素も想定しながら採算性のある事業にできるよう行政とともにかじ取りをする必要がありそうです。