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なにとぞ Vol.4 〜このガンプラ不毛の地より愛を込めて〜

HGUC メタス 完成 その3

2020.03.18 06:49

昨日はTwitterでもメタスさん完成のご報告をさせていただきました。普段ご縁のない方々にもイイネを頂けて凄く嬉しかったりします。こちらではメタスさんの完成報告は今回で最後となります。

今回は素立ち状態だと全く見えないディテール等をご紹介しようかと思ってます。

基本的にはワテクシの自己満足で終わらせてもいい話なのですが、せっかく頑張って作った部分ですし、ダラダラと製作記事を書いて置きながらその完成形をご披露出来てなくてどうするのよってのもあり、特別に記事一本ご用意致しました。


という事で、まずはMA形態用にスクラッチした股間フレームから。

こちらの見どころはプラパイプで多重化させたフレームです。フレームが伸びるって事は、股間フレームの内部は複数のパイプ状のフレームが重なった状態になってるんじゃないかと。そしてそれが伸長した時に隙間が生じるはずぅっ!!って解釈をして、各フレームが立体的に重なるディテールにしました。そしてただ単に立体的にするだけだと面白みが無いので、スリットプラ版を斜めにカットしたものを貼り付けて、あたかも回転して伸長するスピン体の様な雰囲気を醸してみました。それっぽく見えたら大成功って事で。

下から見るとこんな感じです。く、暗くて見え難いですね・・・(^_^;

そしてこちらが新造した股関節二種類と腰のパーツ類です。

腰パーツに繋がる胴体のフレームは腰付近で一旦カットして、内部にABSのランナーを埋め込んでおくと、丁度いい硬さで稼働してくれるようになります。そしてその両側を挟むようにして存在するパーツは上下の接続されている部分を2つに分割してあげると後ハメ出来ます。ただ、上部で繋がっている部分をカットしただけだとカットした部分が丸見えになってしまうので、モビルパイプ等を付けてあげるとディテールアップと加工後隠しの一石二鳥になります。

ちなみに画像右下にあるパーツは市販のディテールアップパーツとプラ版で自作したもので、フレーム下部の分割跡を隠すのを兼ねたディテールアップ部品です。


こちらの画像では肩ユニットを付けると殆ど見えなくなってしまう胴体脇のディテールが確認できます。もっとゴチャゴチャとさせて情報量アップさせても良かったのですが、他とのバランスと手間を考えてシンプルなものにしてあります。

また股間フレームを上から見た時にチラ見えするスピン体も確認できます。それぞれスリット入りプラ版の境目の位置をズラして貼って別のパーツでその境目を隠しているので、あたかも境目が存在しないかの様に誤魔化していますwww

金属パーツを使わずにビンボー臭いテクニックですw

あ・・・画像では股関節フレームが腰パーツからハズレかかってるっぽく見えますが、分解途中だったからで、実際にはカッチリと固定されてますよ〜(^_^;


こちらは肩ユニットと前腕の内側ですね。

肩ユニットの可動範囲向上工作をやっている人はネット上でよく見かけますが、ここの隙間は結構目立つので、しっかりと裏打ちパーツを作ってあげるとあたかも最初からそういうディテールなのかと思うほどに見た目が綺麗に仕上がります。プラパイプとプラ版だけでサクッと手軽に作れるのでおすすめです。

そして前腕の内側にもそれなりにディテールを追加してあります。ってかここは結構雑に工作しちゃったな〜とプチッと後悔してます。もうちょっとそれっぺ〜ディテールを入れてあげても良かったような気がします。

更に肩付近を拡大してみましょうか。

以前触れましたが、肩付近の可動部分を段落ちさせてからゴールドで塗り分けてある部分がこの画像で確認できます。

そしてこちらが肩ユニット上部にあるセンサーです。薄っすらと内部センサーが見えるかな〜。

雑な塗装の方が目立ちますね・・・orz

ここはエバグリのクリアグリーンのプラ版を差し込んでいるのですが、これだとちょっと暗過ぎたかも。でもぼんやり見える程度の方がワテクシ的には丁度いいのでこれで桶にしました。


で、先程触れた可動範囲向上のための改造をした後にやっておいた方が裏打ちパーツがこちらです。

キモはプラ版が平らな状態で収まるように内部を綺麗に彫り整えてあげる事くらいですかね。

そして肩の側面にある装甲は、裏側に最初からディテールが彫り込まれているんですが、装甲は何か詰まっている様な、厚さを感じるものが埋まっていた方がワテクシは好きなので、こんな感じの裏打ちパーツを貼り付けてみました。差し込み先のパーツと干渉しないように影響を受けない部分のみに限定してディテールを埋め込んでいます。

そしてこちらが前腕の後ハメ加工です。

ネットで検索すると色々な人が独自の方法を編み出して実践しているのが非常に興味深い部分です。

ですが、今までビームガンまで後ハメ加工している人は見た事がありません。多分そこまで後ハメ加工する必要性を感じなかったってのが正解かもしれません。

しか〜し、後ハメ加工大好きっ子(おっさんですが)のワテクシですから、この前腕全てを徹底的に後ハメ化しました。

ここのキモとなるのは前腕内側の部分ですね。本来ディテールが存在しない部分ですが、ここに併せ目シフト技の応用を適用する事で楽に後ハメ出来るようになります。

そしてビームガンもこの画像の様に分割して接続棒を入れてあげると簡単に後ハメ出来ます。

ちなみにビームガンが格納される部分は標準でスリット状のディテールが存在していますが、ここは合わせ目消しが非常に困難なので、ガッツリと切り飛ばしてスリット入りプラ版に置き換える方が楽です。


そしてこちらが今回結構時間をかけて工作したスネの部分です。

内股側に放熱版の様なものがあるのがこの画像で確認できるかと思います。反対側にあるバーニアエンジンで発生した熱を反対側のこちらで排熱する仕組みがあるって脳内設定です。

なのでこの放熱板だけでなくその根本には放熱ダクトも存在します。

「えっそれ最初はスラスターって言ってなかったっけ?!」とか余計な事を思い出しちゃった人はその場で腕立て伏せ10回です。

そしてグリーンや白のケーブルの端はグロリアスゴールドで塗り分けてあります。他にもスネアーマーの接続アームも部分的にグロリアスゴールドやクロームで塗り分けてあります。

この画像で一部分だけしか見えてませんが、グリーンのケーブルとスネアーマーの接続アームの中間にフレーム状のディテールを追加してあります。


こちらがそれぞれのパーツをバラバラに分解したものです。

完成後にもこれだけ分割出来るようになってます。本当はもっとバラバラに出来るのですが、収集つかなくなるので分かりやすい範囲でやめておきました。もちろんグリーンのケーブル類も全部塗装後に後ハメ出来るようにしてありますよ〜。

スネの外側にはバーニアエンジンが格納されるようになってます。もっとエンジンっぽいディテールに出来なかったものか・・・と今更ながら思いますが、当時はこのデザインをひねり出すだけでいっぱいいっぱいでした。エンジンユニット上部には吸気ダクトっぽいディテールを追加してあります。

ってか宇宙空間で吸気って・・・てそんな事考えちゃだめヨw

そしてスネの内側には推進剤のタンクが3本用意されていて、上部の赤いロックで固定されている様なイメージで。そして先程触れたフレームっぽいディテールはこの推進剤タンクユニットに貼り付けてあります。

そぅそぅ、メタスさんの後ハメで攻略が非常に困難な部分の一つがこの太ももです。

そのまま製作するとL字型のパーツを太もも上部のパーツで挟み込まなけりゃならないのですが、ここは合わせ目が誤魔化しにくいんですよね〜。ネットでも色々探してみましたが、ここをしっかりと攻略できている人は見たことが無いです。ワテクシはパネルライン風に合わせ目をシフトさせて誤魔化しましたが、完璧では無いですね。ぜひワテクシの屍を乗り越えて誰か完璧な後ハメ加工を編み出して欲しいです。

他にも今回の撮影で殆ど登場しなかった足の甲の裏側のディテールがこの画像の左下に確認できます。ここも結構頑張ったんですけどね〜。殆ど見えないからw

スネアーマーの裏側に埋め込んだダミーランチャーもこれで確認できますね〜。


更に足の方を拡大して確認してみましょうか。

こちらがスネ部分を上から見た画像です。

エンジン側には吸気ダクトを、反対側には推進剤タンクのロック機構が再現されているのが確認できます。

そしてスネ部分を後ろから覗いてみるとこんな感じです。

グリーンのケーブルに挟まれた位置に追加した自作フレームがメカメカしさをマシマシしてくれています。そして奥の方に見える縞々模様のユニットがバーニアエンジンです。

見れば見る程もっとエンジンっぽいディテールにすれば良かったと・・・orz

この角度でも反対側の推進剤タンクがチラ見えしてますね。

そしてこちらが反対側の推進剤タンクスペースです。推進剤はラックに収まっていて、更に奥にはタンクを交換する際に使用するアームの様なディテールも追加してあるんですがまず見えませんwww


そして最後は追加武装のご紹介です。

こいつらを作るのにもめっさ時間かかってます。時間をかけた割には雑な工作跡が結構目についてたりするんですよね・・・orz

ま、まぁそれは今後の課題って事で。

で、こちらは肩ユニット側面に装備させる対艦ミサイルです。前回説明済みですがミサイルはステープルの針が埋め込まれていて、ミサイルを固定するアーム側にネオジム磁石が埋め込まれています。

そして肩ユニットへと差し込むハードポイントパーツを使ってそのアームを固定する様になってます。画像のように未接着状態なので微妙な角度調整が可能です。

全部を組み上げると殆ど見えなくなりますが、アームがハードポイントパーツに差し込まれる部分は、あたかも可動しそうな感じのディテールを付けておきました。えぇ、ほぼ見えないんですけどね。

そして肩側面アーマーはそのハードポイントパーツに差し込まれるようになってます。

そしてこちらが肩ユニット後ろに接続される武装です。ランチャーはリゼルさんのものからあんまりイジってないので紹介は省きます。

画像後ろの方にあるのがマイクロミサイルのコンテナですね。

このマイクロミサイルは全部エバグリのプラ棒からスクラッチしました。複製とかしてません。

これね〜全部同じ長さで同じ形状にしなくちゃならないからめっさ神経使いましたよ・・・。二度と作るもんかっ!!ってやつです。頑張って作った割にはランチャーのインパクトに隠れてしまう悲しい存在です。

そして画像中央にあるのはジェネレータ類を入れるためのコンテナと追加兵装マウンタです。

自分で言うのもアレですが、この追加兵装マウンタは結構汎用性が高くってねぇ、サイズと形状さえ合わせれば多分色んなものを装備出来ちゃうんですよ。ランチャーの固定方法も色々試行錯誤していましたが、ここに更にマウンタ付ければいいんじゃね?!って気付いて解決できましたし。我ながら使い勝手のいい装備を考案しましたよ。

で、この汎用外付けジェネレータも紆余曲折ありましたね〜。過去の工作記事を既に閲覧されている人であればご存知かとは思いますが。作りやすかったってのも理由にありますが、結局この形状に落ち着いて良かったと思ってます。入れたかったスピンディテールも入ったし、プラパイプとプラ版だけで簡単に同じものを作れちゃうし、ジェネレータとレギュレータの組み合わせという説得力の上がる装備がデザイン出来て非常に良かったです。もちろんこれらも塗装がし易いレベルまで分解可能です。

と、長々と解説しましたがいかがだったでしょうか。

これにてメタスさんの製作日記はおしまいになりますが・・・ここまで作り込むのは多分この先発生しない事でしょう。このペースで作り込んでいたら死ぬまでにグリプス戦役のMSをコンプリート出来ませんからね。


そぅそぅ、色々撮影時に塗装ハゲとかをめっさ心配していたのですが、しっかりとヴァーニッシュを吹いていたおかげか、かな〜りパーツ同士がガリガリと擦り合う状態の部分もあったのに、全く塗装ハゲが発生しませんでした。すげ〜っ!!マジ感動っ!!やっぱりヴァーニッシュはしっかりやっておかないとって事ですね。


今後は今回の経験を生かしてプチっと軽い改造やらディテールの追加やらをするだけにしたいと思います。


実は正直にゲロるとですね、メタスさんの製作が完了した事でプチっとメタスロス状態になって、次に何を作ろうか呆けてます。今度は頭を使わずに、追加工作もせずに、リハビリ気分でサクッと何かを完成させたいな〜。